コムドットのメンバー(公式インスタグラムより)
コムドットのアンバサダー起用が発表されたときもニュースのコメント欄には、「この手のYouTuberは地上波では見てられない…」「こいつら見たいやつはYouTube見ろよ。普通に生活してて目にする様な所に出てくんな」「YouTuberとタレントは区別して考えた方がよくないかな?きちんと事務所に所属してある程度教育を受けている(であろう)と目立ちだがり屋の一般人を同列に扱うのはおかしい」などの辛らつなコメントが大半を占めました。なかには「GWはフジテレビ絶対見ない」と言い切る人も少なくないのです。
ゴールデンウィーク期間中だけでなく、アンチを増やすリスクがあるにもかかわらず、なぜフジテレビはコムドットを起用するのでしょうか。
男性アイドルグループと同等の熱気
彼らを起用するのは、「若年層に爆発的な人気を誇るから」であり、さらに「コムドットならYouTuberとテレビタレントの境界線を越えられるかもしれない」という期待感があるからでしょう。彼らの人気ぶりは男性アイドルグループと似ているところがあり、今春にレギュラー放送がスタートした冠番組『コムドットって何?』にも、それが表れています。
まず10日放送の初回では、「説明書作り」と題してプロフィールを作成。メンバーカラー、好きな食べ物や女性のタイプ、ハマっていることなどを答え、撮影をこなす様子はアイドルグループのようでした。
続く17日放送の2回目では、5000人限定の「説明書お渡し会」を開催。行列を作ったファンとふれ合う様子はアイドルグループの握手会同様であり、感極まって涙を流すファンがいたほか、緊急募集にもかかわらず2万人もの応募があったことが明かされました。24日放送の3回目では、番宣CM撮影のために栃木県の高校にサプライズ訪問。高校生たちが歓喜の声をあげて盛り上がる様子は、やはりアイドルグループに近いものがありました。