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女優・小松みゆきが振り返る49才での高齢出産 受精卵移植前の検査で病気発覚、2年の治療を経て女児誕生

小松みゆきが振り返る49才での高齢出産

49才での高齢出産を回想

 少子化が進む一方で、40代や50代での出産が増加。昨年4月からは、女性の年齢が43才未満の場合、不妊治療の一部が保険適用にもなった。「30代後半で出産を考えるならすぐに“不妊治療の専門クリニック”に行くべきです」と、自らの経験を踏まえて言うのは、49才で母になった女優・小松みゆきだ。

「私が最初に受診したのは、総合病院の不妊治療外来でした。この病院にはNICU(新生児集中治療室)があり、出産するときに安心だと思ったからです。でも、病院の方針で、まずはタイミング法や人工授精を行い、半年以上結果が出なければ体外受精に進むという、時間のかかる方法で進められたのです」(小松・以下同)

 40代での出産を目指すなら、時間との闘いとなる。できるだけ早く体外受精に入った方がいい。なぜなら、妊娠の可否を左右するのは、、卵子の若さだからだ。しかし、一般的な病院では、小松が通ってきた経緯で不妊治療を進めるケースが多い。

「妊娠するためなら何でもしようと、この時期から食事も見直しました。健康な卵子づくりのため、良質なたんぱく質が効率的に摂れる鶏肉や魚、大豆製品中心の食生活に。野菜や米は無農薬を選び、調味料は無添加のものを。加工食品は一切食べませんでした」

 それでもなかなか前進する兆しがなく、1年で転院を決めた。仕事との両立を考え、通いやすい個人経営の小さなクリニックにしたが、ここでも結果が出ない……。そこで門を叩いたのが、不妊治療専門の大手クリニックだった。待ち時間が長いことから最初は敬遠していたのだという。

「ここでは夫の精子を精密に検査できたり、受精卵をほかへ委託せずに凍結保存できるなど、専門医院ならではの対応をしてもらえました。高度な生殖医療には、技術力はもちろん、最新設備も不可欠だと痛感しました」

子宮内に病気が見つかり、さらに2年が経過……

 しかしこのとき小松はすでに45才になっていた。これまでに採卵と受精卵の移植を何度も繰り返し、妊娠はするものの流産が続いた。

「45才で不妊治療をやめようと夫婦で話し合いました。区切りをつけるため、新しい情報がないか調べたのですが、このとき、受精卵の染色体を検査できることを知りました」

 そして47才のとき、2年前に凍結保存していた受精卵の移植を決行する。

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