レギュラー陣の選出は「逆張り」の部分も
レギュラー陣も特徴的だ。少数精鋭で、芸人の割合も少ない。OWVやOCTPATHといったこれからのダンスボーカルグループ、白河れいや桂二葉といったテレビバラエティにはまだ馴染みのない存在も抜擢された。
「逆張りという部分もありますね。芸人さんがいっぱいいる番組はもうあるのでやめようと。あと、特有のわちゃわちゃした感じっていうのが時代に合っていない気がするんですよね。やっぱり(出演者が多すぎて何を言っているのか)聞こえないというのが(観る立場にとっては)ストレスなので。全員が満足して帰れるのは、マックス5人くらいまでかなと。それで基本的に1曜日5人、つまりMC以外のレギュラーは2組までにしようと。
OWVやOCTPATHは、彼らを見るために毎回ファンの方々が来てくれて本当にありがたい。
伊集院(光)さんは、腕がありまくるしラジオっぽいノリも欲しいなと思ったし、花澤香菜さんも『アウト×デラックス』に出てほしいくらい変な人ですからね(笑)。ゴリエさんは『ゴリエと申します。』という復活特番をやらせてもらったときに、衰えてないどころか、むしろますます面白くなっていて、キャッチーな見た目もほしいなって。二葉さんもれいちゃんもまだまだ彼女たちの魅力が全部出てないですけど、もうちょっと待って下さい。めちゃくちゃ変な人たちなので(笑)」
出演者がお休みすることが少なくないのも特徴的。もちろんそれは、急遽始まった番組のため、既に決まっていた仕事があるからやむを得ないものが大半。そんな中で、澤部が娘の卒園式のために遅刻したことは、「時代が変わった」とポジティブな話題になった。
「こういう時代ですし、気持ちよく行ってもらったほうがいいと思ったし、(生放送のセットまでの移動を)ロケもさせてくれるっていうんでありがたかったですね。普段、見られないような画になったんで結果、良かったです。
澤部さんが体調不良で休んだときは、火曜日ディレクターの石川(隼)のアイデアで、『フォルムが似ている』ってことで(ハリウッド)ザコシショウさんとクロちゃんに代役をやってもらいました。やっぱり企画をやるときには目線が1個ないとわけがわからないんで。ピンチをチャンスに変えるのが生の醍醐味ですよね」