特殊詐欺について落語でわかりやすく伝えた
「今回は特殊詐欺の手口について落語で説明してもらったので、次はひとつ、被害者についてお願いしたい。騙されてしまった被害者はどういう心境に陥り、どんな日々を過ごすのか。被害に遭ったその後の人生はあまり報じられないので、朝馬さんにはぜひ、落語を通じて伝えてもらいたいですね。
また、受け子や出し子など、刑務所に入った後に特殊詐欺の加害者が犯した罪をいかに受け止め、歩んでいくのか。それぞれの立場にスポットを当てて、特殊詐欺の構造を皆さんに伝えるような落語を作っていただきたい。詐欺防止落語のシリーズ化を希望します」(杉)
杉は、杉友寄席の次回開催を11月14日に東京・紀尾井町ホールで予定していると語った。今回は予想を超えた応募があって来場を断念した人も出てしまったそうで、次回は3倍近くキャパを拡大して開催をするという。今後も落語の笑いを通じて特殊詐欺を斬っていくと、意気込んだ。