レギュラーが1枠しかない捕手は主力選手の動向が、チーム編成に大きな影響を及ぼす。昨オフは西武から森友哉がオリックスにFA移籍し、オリックスのレギュラー格だった伏見寅威は日本ハムに移籍した。伏見は地元の北海道でプレーしたい思いが移籍を決断する大きなポイントとなったが、森の加入によりオリックスに残留した場合は出場機会が減少することも当然考えただろう。

 若月が今オフに他球団へFA移籍するとなれば、オリックスが2番手捕手として小林の補強に乗り出しても不思議ではない。また、捕手陣が手薄な西武もトレード候補の1つとして考えられる。では同一リーグはどうだろうか。

「中日は木下拓哉が正捕手ですが、リード面の評価が高いとは言えない。昨オフにロッテから無償トレードで加藤匠馬を呼び戻しましたが、8試合の出場にとどまっている。最下位に低迷している中日ですが、能力の高い投手は多い。シーズン途中は考えづらいですが、今オフに電撃トレードの可能性がゼロとは言えない」(名古屋のテレビ関係者)

 小林が巨人でプレーする姿は、今年で見納めになるかもしれない。

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