芸能

乃木坂46遠藤さくら初主演ドラマ『トラックガール』にアルコール依存問題に取り組む団体から緊急要望書が出されていた

『トラックめいめい』

乃木坂46・遠藤さくらが初主演を務めるドラマ『トラックガール』(FOD公式サイトより)

 7月19日から、フジテレビ公式動画配信サービス「FOD」で乃木坂46の遠藤さくら(21)が初主演を務めるドラマ『トラックガール』の放送が開始される。遠藤といえば、グループに加入して1年と経たないうちにセンターに抜擢されるなど、乃木坂のエースとして期待されているメンバーだ。アイドルとしてだけでなく、2022年に放送されたドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日系)ではヒロイン役を務め、地上波ドラマに初出演するなど、活動の幅を広げている。その遠藤が今回、初主演を務めるとあって、同作は注目を集めている。

『トラックガール』で遠藤が演じるのは、実在する22歳の女性トラックドライバーで、Twitterのフォロワー数31万人、Instagramのフォロワー数9.2万人という知名度を誇るインフルエンサーの「トラックめいめい」だ。

「トラックめいめい」は、仕事前の朝と仕事終わりの夜に1投稿ずつ自撮り写真をアップ。仕事前にトラック横で二の腕の筋肉を見せている姿や、仕事後に長距離運転の仕事疲れを癒やすため、居酒屋でひとり豪快にビールジョッキをあおる飾らない姿が人々の心を掴んでいる。

『トラックガール』は、そんな彼女のSNSに着想を得たハートフルコメディドラマなのだが、同作に今、暗雲が漂っている。

 5月30日にNPO法人「特定非営利活動法人ASK」(以下、ASK)からフジテレビへ「“トラックめいめい”の飲酒の問題点とドラマ化における注意点についての緊急要望書」が提出されたのだ。

 ASKは、アルコールや依存性薬物をはじめとする様々な依存関連問題の予防に取り組む団体で、要望書には、〈飲酒運転について〉〈イッキ飲みについて〉〈若い女性の多量飲酒について〉という3つの要望が記載されており、次のような厳しい文言が並ぶ。

〈ドラマでは乗務前夜の飲酒をアピールしないようご注意ください。むしろ現実に即して、プロとして飲酒量に気をつけているようすや、職場での乗務前のアルコールチェックの場面を描いてください〉

〈現在、酒類業界の取り決めで、アルコールのテレビCMでは喉元のアップやゴクゴクの音響などは自粛されています。ドラマでもこのような飲み方を助長しないようご注意ください〉

〈女性はとくにアルコールの害を受けやすく、アルコール依存症や肝硬変の発症のピークは30代です。そして、現在、女性のアルコール依存症は増加しています。ドラマでは、若い女性の多量飲酒や毎日飲酒を助長しないようご注意ください〉

関連キーワード

関連記事

トピックス

東京都内の映画館で流されたオンラインカジノの違法性を訴える警察庁の広報動画=東京都新宿区[警察庁提供](時事通信フォト)
《フジ社員だけじゃない》オンラインカジノ捜査に警察が示した「本気度」 次のターゲットはインフルエンサーか、280億円以上つぎ込んだ男は逮捕
NEWSポストセブン
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
参政党の神谷宗幣・代表(時事通信フォト)
《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質
週刊ポスト
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?(時事通信フォト)
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?「エンゼルス時代のようなセットポジションからのショートアームが技術的にはベター」とメジャー中継解説者・前田幸長氏
NEWSポストセブン
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン