芸能

【寺田理恵子×中井美穂×河野景子・座談会】気になる後輩アナは「山崎夕貴さん」「永島優美さん」「やっぱり西山喜久恵ちゃん」

期待する後輩アナは?(左から寺田理恵子、中井美穂、河野景子)

期待する後輩アナは?(左から河野景子氏、中井美穂氏、寺田理恵子氏)

 テレビが最も輝いていた1980~1990年代、その中心にいたのはフジテレビだった。画面を彩ったフジの女性アナウンサーはアイドル顔負けの人気を誇ったものだ。そんな元フジのレジェンドアナ3人(寺田理恵子・河野景子・中井美穂)が、それぞれ期待する後輩アナについて語り合った(司会・構成/放送作家・山田美保子)。【全3回の第3回。第1回から読む

 * * *
──そんな皆さんが気になっている後輩アナウンサーはどなたでしょうか。

寺田:個人的に山崎夕貴さん(35)がすごく好き! 自然体で全く媚びていなくて自分をしっかり持っている。『Mr.サンデー』から『人志松本の酒のツマミになる話』のナレーションまで、硬軟どちらもやれる人だと思います。

中井:やっぱり西山喜久恵ちゃん(53)が素晴らしい。昔と変わらないキャラクターのままで『めざましどようび』などで後輩たちを見守りながらしっかり指導もしている。「きょうのわんこ」のナレーションも、いまや喜久ちゃんにしかできない名人芸だと思います。

河野:私は永島優美さん(31)。ワイドショーからスポーツバラエティ、音楽特番まで華があって輝いています。インスタで披露しているダンスも本当に上手。あの頃にTikTokがなくて本当に良かった。“3人娘”でやりなさいと言われても、私はダサい踊りしかできなかったと思います。

──娘さん(白河れい)が出演されている『ぽかぽか』のアナウンサーはいかがですか?

河野:娘は『ぽかぽか』がテレビ初出演だったので、岸本理沙さん(23)や松崎涼佳さん(23)に色々教えていただいているようです。昔の『笑っていいとも!』の“テレフォンアナウンサー”のように、多くのタレントさんと共演したり、視聴者の皆さんに名前と顔を覚えていただいたりするから、励みになっていると思いますよ。

寺田:渡邊渚ちゃん(26)や佐久間みなみちゃん(25)は、私と同じ「生島企画室」に学生キャスターとして所属していたので、アナウンスを教えたことがあります。

 渚ちゃんはいつもスッピンで飾らないキャラクターがとても印象的だったし、みなみちゃんは常に輝いていてオーラもすごくあったので、2人ともずっと忘れられない存在でした。やはり性格とか人間性って大事だと思います。喋るのが上手いというよりも光るものがある子っているんですよね。

──「女性アナウンサー30歳定年説」なんて言葉がありましたけれど、概して皆さんは逞しいし、ずっと輝いています。

中井:そう言っていただけると嬉しいです。まだまだ私たちも現役ですからね。

河野:こうしてフジテレビアナウンサーのOB同士で繋がって、刺激し合えるのも素敵なことです。

寺田:本当にそう。LINEのグループもあって、近況報告を見ると刺激を受けます。技術や仲間も含めて、フジテレビ時代の体験が代えがたい財産になっています。

(了。第1回から読む

【プロフィール】
寺田理恵子(てらだ・りえこ)/1961年生まれ、東京都出身。1984年にフジテレビに入社。『オレたちひょうきん族』で2代目ひょうきんアナを務めた。現在は「心とからだ磨きの朗読教室」を主宰。7月1日に自身が脚本・プロデュースした音楽朗読劇「めぐり逢いはすべてを越えて」(東京・内幸町ホール)を開催。著書に『四季を感じる毎朝音読』など。

中井美穂(なかい・みほ)/1965年生まれ、東京都出身(ロサンゼルス生まれ)。1987年にフジテレビに入社。『プロ野球ニュース』や『FNNスーパータイム』に出演。2013年から「読売演劇大賞」の審査員を務めており、年間300本ほど観劇する。また、NPO法人『キャンサーネットジャパン』の理事としてがん患者の支援活動に精を出す。

河野景子(こうの・けいこ)/1964年生まれ、宮崎県出身。1988年にフジテレビに入社。『FNN World Uplink』でパリ特派員を務め、帰国後は『FNNスピーク』に出演。6月30、7月1日に開催される朗読劇『Dramatic Reading Live vol.2 VAVAVA YESTERDAY~忘れてしまった恋の物語~』(東京・BLUES ALLEY JAPAN)に出演。

司会・構成/山田美保子(放送作家)

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン