(写真手前から)ダンスを披露するEXILE/GENERATIONS・関口メンディー、EXILE・TETSUYA、AKB48・中西智代梨
厚生労働省 健康クリエイターのEXILE・TETSUYAは「ダンスを踊って心も体も元気になってくれたらうれしい」と語り、「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターのEXILE/GENERATIONS・関口メンディー、AKB48・中西智代梨と共にEXILEの『Choo Choo TRAIN』を課題曲としてボックスステップやロールダンスなどを生徒たちに指導した。
関口は同校の高校OBでもあり、「ただいまぁーっ!」と挨拶すると、生徒たちも「イエーイ! おかえりー」と笑顔で呼応。先輩の姿にリラックスしたのか、最初は恥ずかしそうにぎこちなく体を動かしていた生徒も徐々にはつらつとした表情に変わり、体育館に地響きが起こるほど全力で踊った。ダンスを通じた健康づくりを一人ひとりが実感している様子が見て取れた。
第一部では同校ダンス部や、65才以上のヒップホップダンスチーム「GOLD DRAGON」「FOEVER CHANCE」のステージも披露された。オレンジ色のボブのウイッグやラインストーンをキラキラに散りばめた派手なステージメイク、ラメのショートパンツなどの装いで快活にヒップホップを踊るGOLD世代(※)の姿は生徒たちには衝撃的だったようで、手拍子や歓声に混じって、あちらこちらで驚きの声も。衣装の背番号がそれぞれの年齢だとわかると、「うわぁー!」とひときわ大きく歓声が上がった。
GOLD世代のダンスを見た中3の生徒はすっかり触発された様子で、「いくつになってもチャレンジすることは大事だなと感じました! 自分のおじいちゃんにもダンスを勧めてみたい。私もウォーキングなど、日常的に体を動かしたいです」と声を弾ませた。
GOLD世代にとっても、中学生を前に披露できたことは刺激と自信につながったようで、杉が提唱する「人に見られることを意識することが健康でいることを自分事化することにつながる」ことが着々と継続されており、世代を超えての健康対策となった。
第二部はゼミ室へ場所を移して杉、伍代、関口、中西が参加し、生徒の学習発表を聞いて意見交換を行った。
発表に集まったのは「日本、世界で未来を切り開き、創造する人材を育てるリーダーの教育」を目的としたiPクラスの20人。この日のために肝臓の専門医から特別授業を受けて、肝炎をはじめとする肝臓疾患について学んだといい、「みんな非常に頑張って作ってきました!」と気合いを見せた。
20人が4班に分かれて、肝臓や健康に関するグループ発表を順に行った。中高校生の健康意識向上に視点を置いたグループは、学校の進級や入試に健康診断の結果も評価に加えることを提案。「加点されることでより健康になろうとするし、健康になれば医療費も削減できる」とその意義を語り、杉も「健康についての着眼点が大きな政策として成り立っていくような話がいくつかありました。そのアイディアをさらに伸ばしていってほしい」と、期待を寄せた。