7月21日発売の「週刊ポスト」は、解散、内閣改造、マイナカードで揺れる政界に深く切り込むスクープ情報と、健康・財産を守る保存版特集に注目のスペシャル特大号。河野デジタル相の“妄言”から見えるマイナカードの闇に国民はうんざりしているが、かといって総選挙になっても投票したい政党、候補がいない……。本誌に久々登場の小沢一郎氏は、「野党候補を統一して、まずは自民党の既得権益をぶっ壊せ」と三度目の政権交代に意気軒高だ。健康特集では「耳」にフォーカス。さらに銀行、証券会社が一般顧客に教えてくれない「極上の金融商品」も紹介する。
今週の見どころ読みどころ
◆小沢一郎が吼える!「投票率60%になれば完全に政権交代だ」
フリージャーナリストの城本勝氏が小沢一郎氏に直撃した。30年間で2度の政権交代を成し遂げた小沢氏は、しかし過去2回とも自民党の復権を許した。野党が情けないという批判には、「まず必要なのは自民党の既得権を奪うこと」「それには野党候補一本化だ」と政権交代の意義を強調した。野合になるとの指摘には、「自民と公明だってえらい違いがある。ドイツの連立政権は右と左が一緒にやっている」と反論した。そして、「投票率が10%増えれば完全に政権交代だ」と予言した。
◆大関より平幕の「持ち給金」が多い!? 大相撲「給金番付」を大公開
角界では「土俵にはカネが埋まっている」という格言がある。力士は月給制だが、その額は必ずしも番付で決まるわけではない。過去の勝ち越し歴や金星などを加味して決められる「持ち給金」という制度があり、その額は大関より平幕のほうが高いこともある。さらに年間1000万円以上になるケースもある懸賞金などを合わせた力士たちの「本当の収入」を徹底調査した。
◆マイナカードのA級戦犯・河野太郎は問題発覚直後にVIP席でダービー観戦していた
マイナカードの不祥事が際限なく広がっている。ヒューランエラーを100%防ぐことはできないという開き直りの声も聞こえるが、ならばなおさら事前にミスを想定し、対策を用意しておかなければならなかったはずだ。本誌は河野大臣の妄言録を改めて総ざらいし、無責任発言の責任を問う。さらに、問題発覚の直後に、日本ダービーに出走する実弟の所有馬を応援するため東京競馬場のVIP席に姿を見せていたことをキャッチした。
◆元メジャー投手が「大谷の魔球」にトライして「オレには無理だ!」
投手・大谷翔平の今シーズンを支えているのが「スイーパー」だ。WBC決勝でトラウトに投じた最後の一球は今でも語り草だが、この魔球の秘密をグラビアで科学的に分析した。さらに、剛球で鳴らしメジャーでも活躍した五十嵐亮太氏がこの魔球の再現実験に参加したところ、同じような曲がりを出すにはほぼサイドスローになってしまい、ついに「オレには無理だ!」と脱帽した。
◆証拠も揃わないのに……岸田首相が「選挙目当ての旧統一教会解散請求」を出すぞ
旧統一教会の解散命令請求は暗礁に乗り上げている。教団側も「これは無理」と高をくくっているのか、政府の質問に対する回答もおざなりになりつつある。それでも岸田首相はこの夏にも請求を出す意向だという。狙いはもちろん下がりっぱなしの支持率の浮上だ。政府の調査は甘く、請求の根拠は希薄だとされるが、請求が出てから裁判所が結論を出すには何年もかかると見られることから、永田町には「請求したモン勝ち」の空気が漂う。
◆スイング改造、グリップ変更で絶不調の渋野日向子に引退危機!
シブコの愛称で世界的に人気の渋野だが、全英女子オープンを制した頃のスマイルシンデレラはすっかり色あせ、最近は主戦場のアメリカでも日本国内でも予選落ちが続く。度重なるスイング改造にはゴルフ界のご意見番も苦言を呈し、シーズン途中のグリップ変更など迷走が目立っている。若手の台頭が著しいなか、ついに「引退」の声が出始めた……。
◆「日本の心臓病の最高権威」の論文が「STAP細胞の嘘」暴いた海外サイトで疑惑視
「STAP細胞はありまーす」は9年も前の出来事になるが、その嘘をいち早く暴いた論文検証サイト「PubPeer(パブピア)」が、今度は日本の心臓病の権威が責任筆者を務める論文に、あの時と同じように画像の切り貼りや加工があると指摘した。しかも当の本人は研究不正に厳しいことで知られ、自身のチームでは誓約書まで書かせていたというから驚きだ。
◆このタイミングで広末涼子の「よさこい記事」掲載した地元紙の心意気
W不倫騒動で無期限謹慎中の広末の地元・高知の高知新聞が、過去に広末が「よさこい祭り」に参加した様子を紹介する記事を掲載した。「どんな時でも見守っていきたい」という地元の声も紹介している。担当者は「ふるさとが失敗した人間を排除してはいけない」と思いを語った。読者の反応は賛否両論だったという。
◆「佳子さま別居」は悠仁さまに配慮した秋篠宮夫妻の苦渋の選択だったのか
秋篠宮邸の改修がようやく終わり、一家は新居に引っ越したとされていたが、なんと次女・佳子内親王だけ仮住まいだった「分室」に残っていることが発覚した。皇室の風習にとらわれず自由を求める内親王の“一人暮らし”を認めた皇嗣夫妻の心中について、皇室に詳しい識者や担当記者らが証言した。
◆<発掘グラビア>昭和アイドル「ビキニと夏ソング」が復刻!
1970~1980年代のアイドル全盛期にファンを熱狂させた夏ソングと夏の装いを集めた。キャンディーズ「暑中お見舞い申し上げます」、大場久美子「夏の恋風」から松田聖子「青い珊瑚礁」、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」、早見優「夏色のナンシー」、小泉今日子「渚のはいから人魚」まで、すべて歌詞カードと当時の写真付きで。ほかに安西マリア、桜田淳子、榊原郁恵、石野真子、河合奈保子、堀ちえみも登場。
◆銀行・証券マンのセールストークではわからない「本当にいい金融商品」
投資経験の少ない人ほど投資に失敗したくないという気持ちが強い。そうなると、つい「プロの声に従うのが賢明」と思いがちだ。しかし、金融機関が勧める商品は必ずしも顧客の利益になるわけではない。彼らは自分たちの「手数料」を稼ぐことが目的のひとつだからだ。では、虎の子の資産を運用するにはどんな金融商品がいいのか。低リスク、低コストで将来性が高い投資法を紹介する。
◆「聴くは楽しみ」――認知症予防にもなる「健康な耳」を守る知恵
加齢による聴力の衰えは自然なことだが、その衰え方には個人差がある。普段の生活で耳を守ること、適切に聴力を鍛えることで一生クリアに聞こえる生活を手に入れることもできる。なんと、軽度難聴でも認知症リスクは2倍になり、中程度以上の難聴では3倍になるというアメリカの研究もある。耳にいい習慣とトレーニング、さらには適切な補聴器の選び方と誌上カタログなど、9ページにわたって特集する。
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