うだるような暑さが連日続く7月中旬、女優の野波麻帆(43才)は、黒色の肩出しトップスに、太ももまで生足をのぞかせる大胆なスリットの入った灰色のロングスカート、黒色のビーチサンダルを合わせたファッションで佇んでいた。
この日、野波は7月8日に開幕した舞台『After Life』に出演していた。
「長いコロナ禍があったので、有観客の演劇舞台への出演は5年ぶり。麻帆ちゃんは、けいこ期間から『毎日楽しい』と話していました。2019年前の初舞台『鈍獣』で薫陶を受けていた演出家・河原雅彦氏(54才)の最新作ということも彼女のモチベーションになっているのかもしれないですね。充実した様子でした」(野波の知人)
名バイプレイヤーで息の長い女優として活躍し続けている野波は、男性だけでなく同年代の女性層からも根強い人気を誇っている。
「子育てをする前は、ファッションセンスを生かしてスタイリストも兼務していました。同じ所属事務所の後輩・長澤まさみさん(36才)のスタイリストを長く務めていたという話は有名ですし、ドラマ『モテキ』(2010年)に出演した際は、長澤さんだけでなく、自分の衣装もセルフスタイリングしていたそうです」(芸能関係者)
現在、野波は10才と8才の二人の娘を育てるかたわら、2012年に結婚した俳優の水上剣星(39才)と、共に子供服ブランド『himher』を展開するなど、実業家としての顔も併せ持つ。多彩でポジティブなライフスタイルが、男女問わずに支持を受けているのだろう。
今年の5月13日の誕生日直後には、公式インスタグラムに殺到した質問に1つずつ回答。なかには「元ヤンですか?」という質問も含まれていた。
「野波さんは“よく聞かれるんだけど元ヤンじゃないよ。ギャルにもなれなかった。でも、ちょっとだけ頑張って、夏休みにピンヒールにレッグウォーマーとか履いてました”と愛想よく答えていました。彼女は独身時代、クラブイベントなどでDJなどをやっていた経験もありますから、そういった勘違いを受けやすいのかもしれませんね。いまは仕事にも家庭にも注力している“真面目な母親”そのものですよ」(前出・芸能関係者)
バラエティー畑やアイドル畑出身の“ママタレ”はあまた存在するが、野波はまた違った角度でワーママのアイコンになっているのだろう。