ライブでの田村容疑者(本人のFacebookより)
こうした一面がありながら、気さくな人柄でもあった。
「医師として多忙な日々を過ごす一方で、自分でもバンドを組んでライブ出演するほどの音楽好き。歌やギター演奏に加えて、作詞作曲もこなしていました。ライブではコスプレをしたり、奇抜なメイクをしたり、お茶目な一面も。さらに食べ歩きなども楽しむ多趣味なバイタリティあふれる方で、友人も多かった。それだけに陰惨な事件に関わったとは信じられません」
熱い心を持った医師、朗らかな趣味人として、周囲に愛されていた修容疑者。しかし、この知人によると、違和感を覚える瞬間もあったという。
「音楽の機材を買ったとき、『カミさんにバレないようにしなきゃ』と冗談めかして語っていました。奥さんが描いた“アマビエ”のイラストなどをSNSで披露したり、夫婦仲が悪いといった印象はありませんでした。
その一方で娘さんについてはSNSでも全く触れず、ちょっと違和感を覚えたことはあります。『他人に期待を押し付けてはいけない。それは親子でも同じ』という趣旨の投稿をFacebookでシェアしていたこともあって、何か“闇”があるのかなと感じました」
事件の背景には、歪んだ家族が抱える闇があったのか──。
