国内

【ススキノ頭部切断事件の全真相】凶行に繋がった精神科医一家の「歪んだ家族愛」

父親で精神科医の田村修容疑者(SNSより)

父親で精神科医の田村修容疑者(SNSより)

 札幌・ススキノのラブホテルで発見された首のない遺体。頭部が発見されたのは、容疑者の娘と両親が暮らす自宅だった。一家総出の首隠し──衝撃事件の真相に迫った。

 北海道警は死体遺棄などの容疑で職業不詳、田村瑠奈容疑者(29)を逮捕。さらに、父親で精神科医の修容疑者(59)、母親でパート従業員の浩子容疑者(60)が共犯として逮捕された。

「被害男性は事件当日、ディスコイベントに女装で参加した後、瑠奈容疑者と合流し、ホテルで殺害されたとみられています。父親の修容疑者は現場への送迎を担い、事件前には瑠奈容疑者とともに凶器となるノコギリとスーツケースを購入していた。母親の浩子容疑者も事前に計画を知っており、まさに家族揃っての計画的犯行と考えられます」(全国紙社会部記者)

 なぜ両親は娘の凶行に協力したのか。複数の関係者が、瑠奈容疑者と被害男性の間のトラブルについて証言している。ある捜査関係者は言う。

「瑠奈容疑者は自身の性についてどう認識すべきかわからない部分があり、悩んでいたようです。そうした関連のイベントに出入りするなかで、被害男性に出会ったとみられています。

 瑠奈容疑者は被害男性に恥辱的な動画を撮られていたようで、その関係で彼と複数回会っていた可能性があります。父親の修容疑者もトラブルについては認識していたようで、それが犯行に至った背景にあるのかもしれません」

 なぜ、首だけを持ち帰ることになったのか。

「当初は遺体をすべてバラバラにして持ち帰り証拠を消そうとしていたのではないでしょうか。ただ、首を切断するだけで時間的・心理的・体力的な余裕がなくなり、頭部だけを持ち帰った可能性がある」(同前)

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン