スポーツ

渋谷でも阪神優勝で「六甲おろし」大合唱 20代トラ党女子は「きょうの木浪を一生忘れない」、亡くなった横田慎太郎さんを悼む声も

「虎ガール」は渋谷でも歓喜の声

「虎ガール」は渋谷でも歓喜の声

 9月14日、優勝マジック「1」の阪神が本拠地・甲子園で巨人を下し、18年ぶり6度目のリーグ優勝を達成した。9月は負けなし、11連勝でのフィニッシュ。岡田彰布監督は歓喜の胴上げで6度、宙を舞った。大阪のファンが道頓堀などで歓喜の美酒に酔いしれるなか、対戦相手となった巨人の本拠地・東京でも「虎党」の大合唱が響き渡っていた。

 渋谷・道玄坂にあるスポーツバー「HERO」では、試合開始の18時からすでに阪神のユニフォームを着た阪神ファンたちで満席。選手ごとに応援歌を歌い、甲子園の応援団さながらの大応援が繰り広げられた。「18年ぶりの優勝を見に来た」という40代の男性が語る。

「マジック点灯してからこんなにガンガン勝つとは思わなかったし、広島もあんなに負けるとは思わんかった(笑)。ほんまは、週末の広島戦のチケットとってたんですよ。そこで優勝かなと思ってたから。けど岡田が『広島はイヤや』とか言うてたから(笑)。東京やけど、この3連戦はここに来たらみんなが見に来てた。ここで優勝見れてよかったです」

 大山の先制打、佐藤輝のホームランなどで大きく盛り上がるなか、店内が定期的に湧いたのは指揮官・岡田が選手交代を告げるシーン。7回のチャンス岡田監督が代打・原口を告げるためにベンチから出てくると、店内のボルテージが最高潮に達し、「場外場外ホームラン」と、岡田監督現役時代のコンバットマーチの大合唱が起こった。

「岡田はうまくいかない時もあったけど、やっぱり阪神ファンのアイドルですよ。18年前も岡田やったけど、一年目なのにすごいよねえ。(就任当時の)春あたりはサトテルとかと話合うんかなと思ってたけど、いらん心配やった。日本一や!」(50代の男性阪神ファン)

 8回、リリーフに岩貞投手がコールされると、「横田コール」が。岩貞投手と同期入団するも、先日脳腫瘍で若くしてこの世を去った横田慎太郎さんを悼む声があがった。

 また店内には若い女性ファンの姿も。20代の女性ファンは「生まれた時から阪神ファンです」という。

「東京にいるけど、お父さんの影響でずっと阪神ファン。好きな選手は鳥谷と木浪です。今年は木浪が大活躍だったから。18年前の優勝は嬉しかったけど、正直ちゃんとは覚えてないんですよ(笑)。今日のオーダーは一生忘れません!」

 東京・渋谷でも、虎党の「六甲おろし」の合唱は深夜まで響きわたっていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」とは
《「ととのった〜!」誕生秘話》『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン