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高橋ジョージ 大ブレイク当時の印税使い果たし、65歳で年金受給スタート「今のオレは音楽に夢中になっている」

高橋ジョージ

現在の高橋ジョージを直撃

『ロード』を大ヒットさせたバンド「THE 虎舞竜」のボーカルで、24歳年下のタレント・三船美佳さんとの結婚・離婚で話題になった高橋ジョージさん(65)。2015年からの離婚騒動の際はメディアに追いかけられまくっていたが、その1年後に離婚が成立してからはだいぶん静かになった。前妻は4年前に再婚。高橋さんもそろそろ再婚しているかも……。高橋さんを直撃した。【前後編の後編。前編から読む

スタジオの残り時間で収録した『ロード』が大ヒット

『ロード』はもともと第13章までいっぺんにできたものだったの。1章、2章……って作ってレコーディングしていったんじゃなくて。「これじゃ長すぎる」と言われて、分けてリリースしただけ。だから、第16章を作る考えはないよ。第14章は娘のことを思って作った歌で、第15章は番組企画だったから番外編だから。

 いっぺんにできた第13章までは、オレへのファンレターがもとになってる、というのは知られた話だけど、オレ自身のリアルな体験も交えて作った。作ったというより、“降ってくる”という感じだった。昔、一緒にバンドを組んでいたジョニー大倉さん(享年62)の仕事の代役で富山へ行った帰り、何となく虚しい気分になって東名高速道路を車で走ってるときに、一瞬で降ってきた。

 その後、「THE 虎舞竜」の前身の「ザ・トラブル」を結成して活動していたんだけど、売れなくて借金が5800万円にも膨らんで、「東京出てきて、もうやるだけやった。最後に1枚作ろう」って、メンバー5人が消費者金融で5万円ずつ借りて、スタジオで『こっぱみじんのR&R』と『ピエロ』って曲を録音したの。2曲録り終えた後、スタジオの時間がまだ少し残ってたから、それで「もう1曲あったな」と思って、『ロード』を録音したんだよ。

上京時。前列右が高橋

上京時、若かりし頃の高橋(前列右)

 宣伝費もゼロだから、日本テレビの深夜のオーディション番組に出ることにした。でも、他のメンバーはアルバイトを休めなくて、オレ1人で出ることに。それで、他のメンバーがいないとできない『こっぱみじんのR&R』『ピエロ』じゃなくて、オレ1人で歌も演奏もできる『ロード』を披露することになったわけ。それがヒットに繋がるんだから、オレの人生面白いのよ。

 みんな、オレがまだ印税がっぽりで金持ってる、と思ってるだろ? 30代で『ロード』のヒットでバーンと金を掴んだけど、当時の数億円の印税は数年で無くなった。「最近はマックスで年間1200万円くらいかなあ」とイベントで明かしたのが10年以上前。今は年間400万~500万円。あと、今年65歳になったから、年金事務所に行って手続きして、年金をもらい始めた。『ロード』が売れたとき、遡って年金を払って、売れた後は自分の会社の社員という形をとって活動して社会保険料を払ってきた。意外と手堅いだろ?

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