「IZAMさんと吉岡さんは結婚から2年後の2010年に、首都圏に延べ床面積で150平米以上の広さがあるマイホームを建てています。
しかし、昨年9月12日付で税金の滞納処分としてIZAMさんの所有する土地と、同じくIZAMさん持分の建物が所管の都税事務所によって差押えられていました。それぞれ、差押えが解除される先月の19日まで約1年近くに渡って、債権者は東京都となっていました」
現在、自宅の差押えは解除されているが、この「差押え処分」は何を意味するのだろうか。差押えなど行政処分に詳しい落合会計事務所の落合孝裕税理士はこう解説する。
「自宅の土地と建物の所有権が都税事務所によって差押えられているということは、固定資産税を滞納していた可能性が高いと思われます。
税金を納めていないと、まずは納税者に納付書や督促状が届きます。その後、納税しないままでいると何度か文書で勧告があります。
その後、行政によって各種財産の調査が行われてから、最終的に差押えされることがあります。税金がすぐに支払えなければ、銀行などから借りて納税する方もいます」
納税は日本国憲法30条で定められている「国民の義務」である。実際に、これまでも芸能人が所有する自宅が税金滞納を理由に差押えられ、多く報じられてきた。かつて差押えにあった渡辺謙や美川憲一、そして藤田弓子など、滞納の期間と理由は実にさまざまだった。今回、IZAM&吉岡夫妻の自宅が1年ほど差押えされてきた理由は一体何だったのだろうか。