【夜からのちょい旅】闇に浮かぶ工場の灯火、輝きの裏の歴史を知る

『川崎工場夜景ツアー』 8800円 はとバス

 神奈川県川崎市。この辺りを記者もよくドライブし、工場夜景は日常の風景として見てきた。しかし今回、ガイドの解説とともに改めて見直すと、新たな発見が目白押し! 感動の一夜となった。

「工場の海外移転が進み、工場夜景は減少の一途を辿っています。いまがいちばん見ておくべきときです」

 と、川崎工場夜景ナビゲーターさん。今年9月に高炉の操業を休止した鉄鋼メーカー「JFE」の“残り火”には切なさを感じた。

川崎キングスカイフロント東急REIホテル

川崎キングスカイフロント東急REIホテル

 旅の始まりは洋食ディナーから。仕事帰りからの参加なので、ありがたい。窓からは、羽田空港の滑走路が望めた。

洋食ディナー

洋食ディナー

工場夜景見学

工場夜景見学

 ナビゲーターが夜景の撮影スポットも教えてくれる。一般人は入れない「根本造船所」(特殊業務船の修繕をする造船所)も撮影できる(写真は市営埠頭)。

●バスツアースケジュール
16:20 東京駅丸の内南口 出発!
17:00 川崎キングスカイフロント東急REIホテルにてディナー(約50分滞在)
19:00 根本造船所、市営埠頭、東扇島東公園など工場夜景を見学
20:30 川崎マリエンを自由見学(約30分滞在)
21:00 都内の夜景スポットを巡る
21:20 東京駅丸の内南口到着、解散

【夜からのちょい旅】京料理を味わいつつ舞妓はんの舞を鑑賞

 『TX/TWコース北野天満宮 御土居もみじと舞妓はんとの夕べ、しょうざん庭園』1万1800円 京都定期観光バス

 旅のスタートは夕暮れのJR京都駅。約30分のドライブで金閣寺を少し北に上がった「しょうざんリゾート」へ。道中、バスガイドさんが、「西の嵐山の山々を“西山二十六峰”と呼ぶんですよ」などと解説してくれる。京都通の記者も知らなかったことばかりで、心を掴まれた。これぞバスツアーの醍醐味。

 リゾートに到着すると、懐石風京料理が用意されており、舞妓はんの華麗な舞を鑑賞しながらのディナーとなった。外国人の参加者が多いのもうなずける。わずか3時間半で、秋の京都らしさを満喫できるのだ。いいとこどりできるミニトリップだった。

舞妓の舞、鑑賞

舞妓の舞、鑑賞

舞妓はんから千社札のプレゼント

舞妓はんから千社札のプレゼント

 この日の舞妓はんは、先斗町の秀千代さん。「祇園小唄」などを可憐に舞う。その後は記念撮影も。

しょうざん庭園鑑賞

しょうざん庭園鑑賞

 3万5000坪もの広さを誇るしょうざん庭園。茶室や迎賓館、ライトアップされた樹齢数百年の北山杉など撮影スポットが目白押し。

●バスツアースケジュール
17:10 JR京都駅烏丸口 出発
17:45 しょうざんリゾート京都(約85分滞在)
19:25 北野天満宮 御土居紅葉(約55分滞在)
20:45 JR京都駅烏丸口到着、解散

※取材は「GRコース舞妓はんとの夕べ、特別展望 夕暮れの嵯峨野展望」(1万1900円)に参加(現在は終了)。上記のスケジュールは、それ以降に開催される「TX/TWコース北野天満宮御土居もみじと舞妓はんとの夕べ、しょうざん庭園」より。レポートは、行き先が同じ場所のみ紹介。

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