国内

「頭悪いね」「国会爆睡」で大炎上の谷川弥一議員(82)、地元・長崎で起こしていた“諫早湾干拓利権スキャンダル”

目を瞑り不機嫌そうに天を仰ぐ谷川氏(時事通信フォト)

「頭悪いね」「国会爆睡」で大炎上した安倍派・谷川弥一衆院議員(時事通信フォト)

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題は、安倍派の「5人衆」と呼ばれる有力議員全員が閣僚や党幹部の役職を退くことになるなど、衝撃と波紋を広げている。そんななか、「頭悪いね。わからない?」という記者への逆ギレ発言でにわかに“時の人”となったのが谷川弥一・代議士(82)だ。

 長崎県議会議長を経て衆院当選7回のベテランだが、入閣経験はなく、代議士生活20年で経験しためぼしいポストといえば農水政務官と文部科学副大臣くらい。国会質問に立ちながら、「時間が余ったから」と言って般若心経を読み上げたことで物議を醸したこともある。

 ところが、その“陣笠議員”の谷川氏が派閥のパーティー券を売りさばき、並み居る安倍派の実力者より多い約4000万円ものキックバックを受けたと報じられているのだからすごい集金力だ。

 それもそのはずで、谷川氏は地元・長崎で「谷川建設」を創業し、注文住宅から学校や病院建設、道路・トンネル・河川などの土木工事まで手がけるグループ売り上げ約300億円の地場有力企業へと一代で育てた人物。県政の大実力者でもある。

 舌禍も多い。2019年には九州新幹線長崎ルートの建設方針で対立する隣の佐賀県の対応を、「韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ」と発言して謝罪に追いこまれた。

 だが、地元の長崎で有名なのは、「国営諫早湾干拓事業」にからむ谷川氏の露骨な“利権誘導ぶり”だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン