芸能

津田健次郎が明かした挫折と“これから”「今年は監督として作品を作っていきたい」

津田健次郎

津田健次郎が「監督」としての今年の目標を語る(撮影/三宮幹史(TRIVAL))

 2023年は声優や俳優として数多くの作品に出演し活躍。そして、写真集『ささやき』(講談社)を発売し、男性タレントの写真集で異例のヒットを飛ばした。それでも「まだまだ満足していない」と話す津田健次郎。彼を突き動かしていることとは――。

 声優・津田健次郎の“声”は、心地よさと色気を宿しながら、年相応の落ち着きと、エネルギッシュさを併せ持つ唯一無二の存在だ。たばこをくゆらすその姿からは、彼自身が積み重ねてきた“歴史”が漂っていた。

「昨年は本当にいろいろなことをさせていただきました。なかでも、写真集を発売した記念イベントや誕生日イベントで、ファンのかたがたと触れ合う機会にも恵まれました。足を運んでくれた人のなかには、中学生のかたから同世代のかたもいて、世代も性別も問わず、直にお声が聞けたのは本当にうれしかった。ぼくにとって応援してくださるみなさんは“同志”のような存在。仕事、勉強、ご家庭のことなどそれぞれ内容こそ違えど、何かを一緒に頑張って乗り越えられたらいいなあと思っています」

 近年は役者として目覚ましい活躍を見せているが、数十年前には挫折を味わっている。学生時代、名画座に通う津田青年は映画監督を目指していた。大学卒業後は演劇に熱中。しかし役者としては食べていくことができなかったという。苦渋の時代を経て、いま役者として演じる一つひとつの作品に真摯に向き合い妥協を許さない。

「ある作品で外ロケ撮影のとき、芝居の最中に強い風が吹いた瞬間があって。そのとき一瞬気を取られちゃったんですよね。そういうちょっとしたことで自分の中のスイッチが入りづらくなるんです。そのときのことは少し落ち込みました。

 今年は、声優・俳優業を中心に頑張りながら、監督として作品を1、2本作れたらいいなと思っています。実は執筆作業もしているんですよ。将来自分で撮る作品のための脚本で、少しずつ書き進めているところです」

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
《不動産投資会社レーサム元会長・注目の裁判始まる》違法薬物使用は「大きなストレスで…」と反省も女性に対する不同意性交致傷容疑は「やっていない」
NEWSポストセブン
女優・福田沙紀さんにデビューから現在のワークスタイルについてインタビュー
《いじめっ子役演じてブログに“私”を責める書き込み》女優・福田沙紀が明かしたトラウマ、誹謗中傷に強がった過去も「16歳の私は受け止められなかった」
NEWSポストセブン
告示日前、安野貴博氏(左)と峰島侑也氏(右)が新宿駅前で実施した街頭演説(2025年6月写真撮影:小川裕夫)
《たった一言で会場の空気を一変》「チームみらい」の躍進を支えた安野貴博氏の妻 演説会では会場後方から急にマイクを握り「チームみらいの欠点は…」
NEWSポストセブン
中国の人気芸能人、張芸洋被告の死刑が執行された(weibo/baidu)
《中国の人気芸能人(34)の死刑が執行されていた》16歳の恋人を殺害…7か月後に死刑が判明するも出演映画が公開されていた 「ダブルスタンダードでは?」の声も
NEWSポストセブン
13日目に会場を訪れた大村さん
名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(右・時事通信フォト)
「言いふらしている方は1人、見当がついています」田久保真紀氏が語った証書問題「チラ見せとは思わない」 再選挙にも意欲《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン