部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
「孫がラブホ市長と言っています。一刻も早く辞任をしていただきたいと思います」──11月14日、前橋市の小川晶市長(42)に対して、公開市民対話会でこんな言葉も飛び出した。
既婚の男性部下X氏との“ラブホ通い詰め”問題がいまだ冷めやらぬ小川市長。10月17日に市長自身任期中の給与を50%減額した上で、市長職を続投すると表明した。しかし、説明責任を果たしていないなどとの反発はいまだ強い。
「保守王国・前橋に新しい風を吹かせた小川市長。市民にとっては期待が大きかったわけですが、今回の騒動で彼女への不満が各界に溜まっていたことがわかりました。11月10日には前橋商工会議所が事実上、続投方針撤回を求める要望書を提出。13日には、これに呼応するかのように市議会の7会派32人が辞職を求めて文書で申し入れをした」(地元政界関係者)
7会派が動いた事実は大きいという。
「7会派を合わせると市議は32人。これは全市議38人の4分の3を超えており、不信任決議案提出も実味を帯びています。不信任案が出たら、伊東市などと同じように小川市長は自らが辞職するか、議会を解散するかの選択を迫られることになります」(同前)
市議会が辞職勧告にこの日を選んだことには、ある狙いがあった。小川市長は14日、15日に市民をそれぞれ200人集めて、コミュニティラジオ局の主催で『一般対話集会』を開くことを決めていた。
「議会にとっては先制攻撃のような意味合いもありました。市長はこれまでも市民に説明の場を設けてきましたが、実質支援者を集めただけのような会にも見えたため批判も集まっていました。市長としては批判をするであろう市民の生の声を公開の場で聞くことが、続投のために必要があると判断したのだと思います」(同前)
14日の集会はラジオでも生放送された。市民からの最初の質問の一部が、冒頭のものだ。
