保釈され、警視庁東京湾岸署を出る俳優の伊勢谷友介被告(時事通信フォト)

保釈され、警視庁東京湾岸署を出る俳優の伊勢谷友介(時事通信フォト)

「かつては、大きな不祥事を起こした芸能人があっという間に最前線に復帰することもありましたが、世間の目は年々厳しくなり、警察沙汰はもちろん、不倫や女性トラブルでも数年単位の“潜伏”を余儀なくされるのが当たり前になっています。実際、アンジャッシュ渡部建や東出昌大は復帰したものの以前のような活躍はできていませんし、矢口真里、ベッキー、チュートリアル徳井義実などは騒動後仕事が減ったままです。

 俳優がメジャー配給作品に出る場合、番宣でテレビに出るのがセットですが、瀧や伊勢谷が地上波に出るのは現状では難しい。近年はトラブルを起こした芸能人がテレビに出演すると、スポンサーに抗議する視聴者がいるため、テレビ局は問題を起こした芸能人の扱いには大変デリケートになっています。コンプライアンスにうるさい今の時代、不倫でもクレームが来るのに、薬物逮捕のイメージがあるタレントの起用は正直、躊躇せざるを得ない。

 今回、瀧や伊勢谷が出演した映画はメジャー配給ではありませんが、今後の活動も単館系の作品や配信、舞台などが中心となるはず。ギャラも当然、メジャー系とは比べものになりません。逮捕以前のような華々しい活動は望むべくもないでしょうが、これからも芸能界でやっていくなら、声が掛かった仕事を一つずつ大切にこなしていくしかないでしょう」(芸能関係者)

 法律には時効があるが、禊には決まった期間はない。それでも腐らずに地道に仕事を続けられるか、2人は試されることになりそうだ。

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