芸能

【高田文夫氏、ナイツ塙氏、神保喜利彦氏が語る東京漫才】現在に受け継がれる型、パターン、そして生き方

芸名は三橋美智也が名付け親。昭和のいる・こいる(1966年結成)

芸名は三橋美智也が名付け親。昭和のいる・こいる(1966年結成)

 第七代漫才協会会長のナイツ・塙宣之氏と芸能研究家の神保喜利彦氏が、漫才協会外部理事である高田文夫氏からの「東京漫才について語ろう」という呼び掛けに応じて集まった。1960年代結成の昭和のいる・こいると春日三球・照代、関西の漫才ブームに対抗した星セント・ルイスとツービート、東京漫才を受け継ぐウエストランドの毒舌漫才などについて3人で語りあった。【全3回の第3回。第1回から読む

 * * *
神保:昭和のいる・こいるは、てんや・わんやの弟子です。

高田:二人は歌声喫茶で出会ったんだよね。

塙:えっ、のいる・こいる師匠がカラオケボックスで?

高田:カラオケじゃないんだよ、歌声喫茶。

塙:ああ、歌声喫茶は違うんだ。

高田:つなぎでしゃべるのが面白いって言われて漫才になった。

神保:はじめは花園のいる・こいるって名乗ってたのに、三橋美智也さんが昭和という芸名をつけたっていう話です。

高田:昭和を乗り越えるっていうシャレなの。

塙:はあ~。なるほどね。

高田:玉置浩二が「落ち込んでいるとき、のいる・こいるの漫才を聞くとホッとする」って言うんで、おれがじゃあ歌でもつくる? って。それで、おれが作詞、彼が作曲で『そんなもんだよ しょうがない』をつくったのよ、2001年かな。

塙:いい歌ですよね。玉置さんもその後名曲いっぱい出して。

高田:のいる・こいるのおかげで玉置浩二はスランプから立ち直ったってわけだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン