とても令和とは思えない、不適切にもほどがある会合だ。昨年11月に和歌山市内のホテルで行われた自民党の若手議員らによる“過激パーティー”が波紋を広げている。自民党県連が主催した会議の後に開かれたもので、露出度の高い衣装を着た女性ダンサーを呼んでパフォーマンスを楽しんだほか、一部の参加者が口移しでダンサーにチップを渡すなどの行為もあったという。
批判を受けて、ダンスショーを企画した県連青年局長の川畑哲哉県議(45)は3月11日付けで離党届を出した。また、懇親会に出席した藤原崇衆院議員(40)は青年局長、中曽根康隆衆院議員(42)は青年局長代理をどちらも3月8日に辞任した。
問題の懇親会に招かれたのは、大阪や京都を中心に活躍するダンスチームだ。
「50名前後の女性が所属し、大阪ミナミのクラブで毎晩のようにステージに上がっています。懇親会で着ていた下着のような衣装はまだおとなしいほうで、時には透けた下着にニップレスだけなんて服装でパフォーマンスすることもあります。
康隆氏は青年局長代理という立場である以上、その場で冷静にストップをかけるべきだったとは思いますが……」(前出・政治記者)
責任を取る形で青年局の役職を辞任した藤原崇氏と中曽根康隆氏。辞任直後のふたりを目撃したという全国紙の政治部記者が担当する。