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中森明菜、能登半島地震チャリティーグッズがフリマサイトで転売 ファンクラブ限定生写真が約10倍の価格に

中森明菜のグッズが転売されている

中森明菜のグッズが転売されている

 再始動宣言から約1年半。完全復活を目指す中森明菜(58才)が、予想外のトラブルに巻き込まれている。

「この2月に明菜さんがファンクラブの会員に期間限定で販売した生写真が、フリマアプリ『メルカリ』にあり得ないほど高額で出品されたのです。生写真は直近の明菜さんが写っていて、ファンクラブ内での販売価格は1組5枚で5500円。AとBの2パターンがあり、どちらが届くかわからないため、購入上限の10組まで買うファンもいたほど。それがネット上で“AとBの10枚のコンプリートセット”で転売されていたのです。

 3月上旬頃に出品され価格は一時、元値の約10倍の9万8000円に設定されていました。販売期間に買えなかったファンの間で、ちょっとした騒動となっています」(芸能関係者)

 2017年12月のディナーショーを最後に活動休止状態だった明菜が、個人事務所を設立したのが2022年8月のこと。以来、ファンクラブを開設し、昨年11月には自身のヒット曲『北ウイング』をセルフカバーするなど、徐々にファンとの接点を増やしてきた。そんな明菜が満を持して発表したのが、今回の会員限定の「生写真販売」だった。

「昭和のアイドルファンにとって、生写真は懐かしさもあって話題となりました。何より今回は明菜さんのチャリティーの精神に感銘を受けたファンがこぞって買ったそうです。売り上げの一部は能登半島地震で被災した石川県に寄付することになっていて、その製作も富山県の業者に委託するなど、北陸地方の被災地を思っての行動でした。

 最近の明菜さんはアフリカのエイズ孤児を支援するNGO団体にも協力し、自分の持ち物をチャリティーオークションに出品するなど、慈善活動にも力を入れています。だからこそ、転売は彼女の志に水を差す恥ずべきことと言えます」(前出・芸能関係者)

 個人が気軽に品物を売買できるフリマアプリが人気を集めているが、今回のように高額転売が問題視されるケースが後を絶たない。転売事情に詳しいライターの山野祐介さんが語る。

「アイドルの限定グッズなどをファンに高値で転売することを目的にして、買い占める“転売ヤー”の存在が近年は目に余ります。チャリティーグッズでも彼らにとっては“金のなる木”。かつて嵐の大野智さん(43才)がデザインを手がけた『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーTシャツは、定価は1500円でしたが1万円以上で転売されていました」

 フリマアプリ側も、この事態を重く見ているというが、規制するのは困難だという。

「買う人がいる以上、規制することは難しい。運営側は買い手に冷静な行動を呼びかけていますが、『どうしても欲しい』と思う人への効力は薄い。チャリティーグッズであっても、転売はこれからも続くのではないでしょうか」(山野さん)

 3月12日現在、件の生写真の出品価格は、買い手がいないのか6万円台にまで下がった。明菜の思いを知るファンは冷静なようだ。

※女性セブン2024年3月28日号

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