韓国入りでも注目を集めた(ドジャースの公式Xより)
その点、成績で叩かれる心配がなかった山本は、数少ない“選ばれた人”だったということか。もっとも、近年ファッション事情は確実に変わりつつある。
「プロ野球選手は20才前後でプロ入りし、いきなり契約金として大金をもらうので、金銭感覚が狂うパターンが多い。とりあえず先輩が持っている物をひと通り真似して買いまくり、結果的にブランドまみれになるのは“プロ野球選手あるある”です。オフも短いので、大金を稼ぐようになっても、車と時計、ブランドものを買うぐらいしか使い道がないという事情もあります。
もっとも、尊敬する先輩が持っている超高級品を買おうと頑張ることが若手のモチベーションになっている一面はありますし、ファンからしても、憧れの選手があまりに庶民的なスタイルだとがっかりしてしまう。また、SNSが当たり前になり、あまりにダサいファッションをしていると、面白おかしく取り上げられてしまう危険性もあります。オシャレすぎてもダメ、オシャレじゃなくてもダメという難しいのが、今の球界のファッション事情でしょう」(同上)