芸能

「この人のために手伝えることがあれば、手伝いたいと思えるんです」IKKOさんが明かす、木梨憲武の“収録後の笑顔”

IKKOが語るノリさんとは

IKKOが語るノリさんとは

 芸能界の第一線で40年以上にわたって活躍を続ける「とんねるず」の“ノリさん”こと木梨憲武(62才)。2024年は、フジテレビ系ドラマ『春になったら』に主演したほか、初の本格自伝『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』を上梓するなど、幅広い活躍を見せている。木梨と仲が良い著名人たちが、そんな“ノリさんの素顔”を語る。今回はIKKOさん(62才)に話をきいた。

 ゲストを穴や水中に落として、その落ち方の“おもしろさ”に点数をつける企画が『みなさんのおかげでした』の「全落・水落オープン」(2010年~)。中でも、かつらやつけまつげをずらしてまで、ダイナミックな落ちっぷりを披露し、盛り上げていたのが、美容家のIKKOさんだ。

 ノリさんも自伝で、《芸人じゃないのに、芸人以上の笑いをとってくれたメイクアップアーティストのIKKOさん。(中略)泥にまみれてビショビショになりながら、プロの自由演技を見せつけてくれた》と、感謝の念を表していた。しかし、美を追求する者として、出演に抵抗はなかったのか。

「この企画、本当に何が起こるのか、知らされないんです。椅子に座ったまま後ろ向きに落とされたりと、すべてアドリブ……。でも、いやな思いをしたことはありません。というのも、『とんねるず』のおふたりが、番組を愛し、出演者を大切にしてくれているのがわかったから。私は美容家ですから、芸の世界では素人。それを考慮して、どうしたら私のよさが引き出せるか、愛情をもって導いてくれるんです。収録後のノリさんの笑顔なんて格別。本当にうれしそうに笑ってくれるので、“ああ、これでよかったんだ”と安心できました」(IKKOさん・以下同)

 そして、撮影が終わると「今日はありがとね、姉さん」などと、はにかみながら声をかけてくれるのだという。

「シャイなかたですし、背中からは芸能界を生き抜いてきた男の哀愁も感じられました。痛みがわかる人だから愛情深いんでしょうね。だからこそ、この人のために手伝えることがあれば、手伝いたいと思えるんです」

【プロフィール】
IKKO/美容師、ヘアメイクアーティストを経て、40才から表舞台へ転身。現在は、美容家、タレントとして活躍。特に『超未来型カリスマSHOW おネエ★MANS!』(日本テレビ系)出演をきっかけに、美容家としての地位を不動のものに。2024年『国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2024 for SDGs』にて「個人部門」受賞。

木梨憲武/1962年、東京都世田谷区生まれ。高校の同級生だった石橋貴明と共に、「とんねるず」を結成。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)など、数々のバラエティー番組に出演し、歌手、アーティスト、俳優、司会者としても活躍。ドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)で主演を務めた。

『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』(小学館)2200円 「木梨サイクル」での幼少期、帝京高校サッカー部時代、「とんねるず」で駆け上ったスターダム、愛妻・安田成美との日々、盟友・石橋貴明との関係―移り変わりの激しいエンターテインメント業界をどう生き抜いてきたか、赤裸々に明かされる。

取材・文/上村久留美

※女性セブン2024年4月11日号

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
《不動産投資会社レーサム元会長・注目の裁判始まる》違法薬物使用は「大きなストレスで…」と反省も女性に対する不同意性交致傷容疑は「やっていない」
NEWSポストセブン
女優・福田沙紀さんにデビューから現在のワークスタイルについてインタビュー
《いじめっ子役演じてブログに“私”を責める書き込み》女優・福田沙紀が明かしたトラウマ、誹謗中傷に強がった過去も「16歳の私は受け止められなかった」
NEWSポストセブン
告示日前、安野貴博氏(左)と峰島侑也氏(右)が新宿駅前で実施した街頭演説(2025年6月写真撮影:小川裕夫)
《たった一言で会場の空気を一変》「チームみらい」の躍進を支えた安野貴博氏の妻 演説会では会場後方から急にマイクを握り「チームみらいの欠点は…」
NEWSポストセブン
中国の人気芸能人、張芸洋被告の死刑が執行された(weibo/baidu)
《中国の人気芸能人(34)の死刑が執行されていた》16歳の恋人を殺害…7か月後に死刑が判明するも出演映画が公開されていた 「ダブルスタンダードでは?」の声も
NEWSポストセブン
13日目に会場を訪れた大村さん
名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(右・時事通信フォト)
「言いふらしている方は1人、見当がついています」田久保真紀氏が語った証書問題「チラ見せとは思わない」 再選挙にも意欲《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン