ライフ

コスメのスペシャリストが教える「しわ改善テクニック」 乾燥、花粉などにまつわる疑問にも回答

右半分はエイジング加工を施した顔。目尻や目の下の細かいしわ、くっきりとしたほうれい線が現れることで、肌全体がしぼんだ印象に

右半分はエイジング加工を施した顔。目尻や目の下の細かいしわ、くっきりとしたほうれい線が現れることで、肌全体がしぼんだ印象に(撮影/玉井幹郎)

 日本で初めてしわを改善する薬用化粧品が誕生してから7年。その有効成分は確実に進化しています。老け見えを加速するしわは、毎日のお手入れで予防&ケアするもよし、クリニックで即改善するもよし。あなたにぴったりの方法を見つけてハリ肌を取り戻して!

【教えてくれる人】
日本化粧品検定協会代表理事・小西さやかさん/化粧品の研究開発に携わった経験から、科学的視点で美容やコスメを評価できるスペシャリスト、コスメコンシェルジュ。時短美容家としても活躍。

※この特集で紹介する化粧品はすべて医薬部外品です。

しわ改善の有効成分が増え、悩みに合わせて選べる時代に

『ニールワン』、『純粋レチノール』、『ナイアシンアミド』といったしわ改善の有効成分が登場し、「しわは化粧品でケアできる」が常識に。さらに、2021年には『VEP-M』、2022年に『ライスパワーNo.11+』といった新成分が追加され、しわケアコスメブームが再燃!

「各有効成分はしわ改善へのアプローチやメカニズムが異なり、しわ改善以外の効能効果が認められている成分も。それぞれの特徴に応じて使い分けるなど、毎日のケアに上手に取り入れましょう」(小西さん・以下同)

●しわ改善効果のある成分はこの5つ!!

・純粋レチノール

純粋レチノール

純粋レチノール(写真はエリクシールレチノパワーリンクルクリームL)

 2017年に承認。肌のうるおいに欠かせないヒアルロン酸を生み出して柔軟な肌に導くことで、真皮のコラーゲン密度を高めてしわを改善する。

・ニールワン

ニールワン

ニールワン(写真はリンクルショットメディカルセラム)

 2016年に日本で初めて承認されたしわ改善有効成分。コラーゲンやエラスチンといった真皮成分の生成と分解のバランスを整え、しわを改善する。

・ナイアシンアミド

いまや美肌に欠かせない成分に

いまや美肌に欠かせない成分になっているナイアシンアミド

「しわ改善」「美白」「肌荒れ防止」の3点で有効成分として承認されており、幅広い効果が期待できる。配合されている化粧品の種類も多い。

ナイアシンアミド配合の主な商品(オールインワンタイプ)

ナイアシンアミド配合の主な商品(オールインワンタイプ)

ナイアシンアミド配合の化粧水&乳液

ナイアシンアミド配合の化粧水&乳液

・ライスパワーNo.11+

ライスパワー

ライスパワーNo.11+(写真はライースリンクルクロス、ONEBYKOSEセラムシールド)

 表皮と真皮、基底膜の3か所にアプローチ。「しわ改善」と「皮膚水分保持能の改善」の2つの有効成分として効果が認められている。

・VEP-M

VEP-M

VEP-M(写真は薬用ラインズリセット)

「しわ改善」「美白」「肌荒れ予防」の3つの有効成分として承認。セラミドとヒアルロン酸を生み出し、表皮の柔軟性を高めてしわを改善。

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン