スポーツ

佐々木朗希、ドジャース入り確実報道で再燃する「球団、ファンに恩返しを」の声 かつては巨人・松井が「裏切り者と言われるかも…」と決死のメジャー挑戦

佐々木朗希は毒舌?(撮影/藤岡雅樹)

WBCでも活躍した佐々木朗希(撮影/藤岡雅樹)

 プロ野球は3月29日に開幕したばかりだが、ロッテ・佐々木朗希(22才)の周辺が騒がしくなっている。2022年に完全試合を達成し、昨年のWBCでも活躍した佐々木は、オフにメジャー行きを志願。この願いは叶わなかったが、米全国紙『USAトゥデー』が31日、「佐々木が今季終了後にドジャースと契約する」という噂が流れていることを伝え、ある球団のGMの「ドジャース以外の球団に行くことはあり得ない」というコメントもあわせて報じた。

「佐々木は昨年オフ、契約更改の席でメジャー行きを訴え、交渉は難航。希望は叶わず、キャンプイン直前で何とか契約はまとまりましたが、選手会を脱退していたことも明らかになり、オフにプレー以外の多くの話題で騒がせました。

 今回の米紙の報道は、本人が預かり知らない所で出た話ですが、佐々木のメジャー挑戦の意志は明確で、メジャーのスカウトも熱心にチェックしているのは事実。31日の今季初登板の試合にも8球団のスカウトが視察に訪れ、佐々木は5回7Kで1失点、最速159kmと、しっかり実力をアピールしました」(スポーツ担当記者)

 米紙が報じたのはあくまでも憶測。そのような憶測が上がるだけでも名誉なことだが、日本の野球ファンにしてみれば、“日本の至宝とも今季限りでサヨナラ”と言わんばかりの記事が出れば、面白いはずがない。佐々木の実力はすでに誰もが認めるところだが、ネットを見ると、佐々木のメジャー移籍の可能性を歓迎する声が上がる一方、

「ポスティングしたいのであれば、ロッテを優勝に導く活躍期待してます」
「今シーズンの成績然り、どれだけ今のチームに貢献できるかにもよると思う」
「メジャーに行くなら大谷や山本の様に日本の所属ロッテ球団、ファンには恩返しをするような活躍をして欲しいね」

 と、“滅私奉公”を求めるコメントも少なくない。それらは総じて「移籍するのは、1年間しっかり実績を残してから」というもの。佐々木のメジャー挑戦が報じられるたびに出てくる意見だ。

「裏切り者」発言の衝撃

 Jリーグでは、海外移籍する選手を温かく送り出すシーンが当たり前だ。翻ってプロ野球では、メジャー移籍がしばしば物議を醸し、温かく送り出される選手がいる一方で、“行きたければ行けば”といったトーンで冷たく送り出されるケースもある。半世紀近くプロ野球を見続けてきたベテランスポーツライターは、こう語る。

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン