現在、テレビのレギュラーは『zero』のみ、他はラジオレギュラーと雑誌の連載1本

2018年にNHKを退社した理由は「ジャーナリストとして生きていきたい」とのこと(写真は2022年)

報道キャスターとしての「経験値の逆転」

 遡って、膳場は2006年、海外駐在する結婚相手に同行するためにNHKを退局した。だが、フリーになった膳場の“現場復帰”は思いの外早かった。退職から半年後の2006年9月に『筑紫哲也 NEWS23』のサブキャスターに就任するため帰国。2007年5月からは筑紫哲也さん(享年73)の病気療養に伴い、代理ではあるがメインキャスターの座が転がり込んだ。

 2009年に正式にメインに就くと、何度かあった番組リニューアルを経てもメインを張り続けた。『NEWS23』への出演は2016年まで、産休を挟んで約10年間続いた。その後、『報道特集』のMCも務めた。振り返れば、膳場は常に報道に携わってきたわけだ。

「有働さんにしてみれば、同じ報道志望で、後輩の膳場さんが、ヒリヒリするような報道の最前線に立ち続けたことで、報道キャスターとしての“経験値の逆転”が起きてしまったんです。焦りに似た感情はあったようです」(前出・芸能関係者)

 その証拠に、有働が2018年にNHKを退社した際、理由を「ジャーナリストとして生きていきたい」としていた。そして、冒頭のようにこの4月、有働と膳場の新天地でのチャレンジが始まる。

「日本テレビの夜のニュースの顔だった有働さんが土曜夜の音楽番組に。土曜夕方の報道番組の膳場さんが、日曜朝の顔に変わります。これまでとはジャンルや時間帯が大きく異なるわけですから、番組のメインを担う存在として、有働さんも膳場さんも地力が求められますし、比較されるでしょう。それでも、努力で名誉を勝ち取ってきた働く女性のパイオニアである2人は、結果を残すのでしょう」(別の芸能関係者)

 仕事や結婚などで人生の転機を乗り越えながらも、正反対の道を歩んできた有働と膳場。新たなステージで、2人はどんな輝きを見せてくれるのだろう。

※女性セブン2024年4月25日号

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