芸能

【全文公開】古手川祐子 表舞台から姿を消して8年、ガーデニングに勤しむ日々 一人娘は引退否定も「気力も体力も衰え…“働きたくない”が長引いている」

古手川祐子

古手川祐子は表舞台から姿を消して8年

 1980〜1990年代のテレビ画面を彩った古手川祐子(64才)は、鮮やかな草花に囲まれた悠々自適な生活を送っていた。表舞台から消えた背景には、一世を風靡した女優ゆえの葛藤と、苦悩の日々が隠されていた。

 夏日に迫る気温となった4月上旬のある日、都内の閑静な住宅街にある一戸建ての庭に、額に汗してガーデニングに勤しむ女性がいた。赤や黄色のカラフルな花が咲き誇り、隅々まで手入れが行き届いていることから、彼女がほとんどの時間を「庭いじり」に費やしていることがわかる。古手川にとって現在の悠々自適な生活ぶりは、多忙を極めた女優としての日々とは正反対だ。彼女が、表舞台から姿を消してからもう8年が経っていた──。

 2016年のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)は、岡田将生(34才)、松坂桃李(35才)、柳楽優弥(34才)がトリプル主演を務めた。昨年、続編となる映画が公開されたが、ひっそりとその物語から姿を消していたのが、柳楽の母役を務めた古手川だった。

「古手川さんはこのドラマを最後に女優業を休業しています。女優としてだけでなく、ほかの仕事もまったく受けていない。事実上の“引退状態”にあると言えますね」(芸能関係者)

 大分県で生まれ育った古手川は、高校2年生だった1976年、東宝とカネボウが共催した「ミス・サラダガール・コンテスト」で約1万人の応募者の中から1位に選ばれ芸能界入り。同年の映画『星と嵐』で女優デビューを果たした。

「1979年に『西部警察』(テレビ朝日系)で主演の渡哲也さん(享年78)の妹・アコ役を好演して本格的にブレークしました。以来、映画やドラマ、CMなどに引っ張りだこで1989年に主演した映画『花の降る午後』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました」(芸能リポーター)

 プライベートでは、1980年のドラマ『夜の傾斜』(テレビ朝日系)で共演した田中健(73才)と熱愛。芸能界で初めて「交際宣言」をしたカップルとして大きな話題を呼び、1986年に結婚した。翌年には長女が誕生したが、その頃には夫婦の間には不協和音が生じていた。

「婿入りした田中さんと、同居する古手川さんの実父との間に確執があったとされています。また古手川さんは出産後も仕事に邁進しており、家庭に入ってほしかった田中さんは不満だった。同じ役者としても、仕事も収入も自分より多い妻に対し、忸怩たる思いがあったようです。

 息苦しい生活の中で、田中さんは結婚前からの趣味だった南米の民俗楽器『ケーナ』の練習に没頭するようになったのですが、自宅で音を奏でると家族から“うるさい!”と言われる始末。ついに田中さんが“ケーナの練習用のマンションを借りる”という理由で、夫婦は別居を始めました」(前出・芸能リポーター)

 別居から5年後の1999年、古手川と田中はそれぞれ別の場所で離婚会見を開き、13年間の結婚生活にピリオドを打った。古手川が40才を迎えたときだった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
グラドルデビューした渡部ほのさん
【瀬戸環奈と同じサイズ】新人グラドル・渡部ほのが明かすデビュー秘話「承認欲求が強すぎて皆に見られたい」「超英才教育を受けるも音大3か月で中退」
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン