芸能

《大好評ドラマ》『アンメット』杉咲花を歌で支える女性アーティストたち 木村カエラらのCMはドラマと“最高のコラボ”

いまや若手実力派女優の筆頭格といえる杉咲花(時事通信フォト)

『アンメット』が好評の杉咲花(時事通信フォト)

 俳優・杉咲花(26才)主演で話題を集める連続ドラマ『アンメット』。ドラマの内容もさることながら、主題歌やCMで流れる女性アーティストたちの歌声にも注目が集まっている。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

 * * *
 5月も後半となり、早いもので今期のドラマも終盤を迎えつつある。

 御存知のとおり、近年、リアルタイム視聴は激減し、評判の高い作品を後からまとめて“見逃し配信”で見る視聴スタイルが、特に若い層では当たり前となって久しい。

 それでも、ドラマ評論家やコラムニストらによる指摘や論評はネットニュースでPVを稼いでいる。つまり視聴者は、作品選びの“指針”を欲しがっているということ。その背景には、「損をしたくない」という最近の視聴者の傾向が見え隠れしている。自身の選択で見始めたはいいが、面白くなかったときに「時間の無駄だった」と落胆する視聴者は少なくないと聞く。因って、専門家がハマっていたり、評価していたりする作品を把握し、無駄なくドラマを楽しみたいというワケだ。

 果たして、今期、多くのプロがベストドラマとして挙げているのが杉咲花主演の『アンメット ある脳外科医の日常』(カンテレ・フジテレビ系)である。(以下、ネタバレあり)

 交通事故で脳に損傷を負い、過去2年間の記憶がすっぽり抜け落ちてしまったうえ、“今日”のことも“明日”にはすべて忘れ、リセットされてしまう脳外科医が杉咲演じる川内ミヤビ。

 だが、アメリカ帰りの脳外科医で、若葉竜也演じる三瓶友治による、やや強引な導きにより、ミヤビはもう一度、脳外科医としての道を歩むことになるのだ。

 ミヤビがその日あったことをノートにギッシリ綴り、翌朝は、目覚まし時計に貼られた付箋に記された内容どおり、やるべきことを確認することからスタートする。

 かつては優秀な若手脳外科医だったが、彼女に手術をさせるワケにはいかないという主治医や一部の同僚と、「できます」と頑なな三瓶。彼を信じようとするミヤビに対し、「三瓶先生は危険な医者」と耳打ちする者が出てきたり、三瓶が「僕たちは婚約していました」とミヤビに告げたりしたことで、ミヤビは都度、混乱する。

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン