芸能

【TikTokで7000万再生超え】還暦ロッカー・坂本つとむの波乱人生「桃鉄のCMに“スリの銀次”役で声をかけてもらうこともありました」

TikTokの累計再生回数が7000万回を超えたシンガー・ソングライターの坂本つとむ

TikTokの累計再生回数が7000万回を超えたシンガー・ソングライターの坂本つとむ

 天をつきそうなリーゼントヘアを揺らしながら歌い上げるのは、還暦のロックンロールだ。TikTokの累計再生回数が7000万回を超えたシンガー・ソングライターの坂本つとむ(61才)。2023年にリリースした『人生上等!~O世代の身上書~』は、坂本と同年代の「O(おじさん)世代」からの支持を集めている。レコードデビューから苦節30年でめぐってきたブレークの手応えと、シングルファーザーとして悪戦苦闘した私生活での体験を聞いた。

 * * * 

 名古屋出身の坂本は、矢沢永吉に憧れ10代で音楽活動を始めた。バンドの解散を機に20才のときに上京し、以降は六本木のライブハウスなどで活動を続けた。

「東京に知り合いはいませんし、とにかく“歌わせてもらえるならどこへでも!”という気持ちで、他の歌手の前座で歌うこともしょっちゅうでした。とはいえ歌だけで食べていくのは難しく、若い頃は清掃のアルバイトをしてなんとか生活していました」

 地道な努力が実り、ステージに上がる回数が増えていた1994年、31才でメジャーデビューを果たした。

「上京して10年以上下積みをして、やっとのデビューでした。その後は各地のステージに立たせてもらい、今でもライブは年間400本ほど行っています。

 歌の仕事以外だと、1990年代にゲーム『桃太郎電鉄』のCMに“スリの銀次”役で出させてもらったのが印象深いですね。デビューしたてでしたが、ゲームの人気もあって街中で声をかけてもらうこともありました」

 デビュー後の1997年に結婚。長女と長男、2人の子供にも恵まれた。

「念願叶ってマイホームを購入することもできました。元来イベント好きでしたから、子供たちの学校行事にもほとんど顔を出しましたよ。

 ただ、ライブがあると夜遅くなることもありましたし、地方ライブとなると3~4日家を空けることもありました。そういった生活の中で、子供たちのことは気にかけているつもりでしたが、女房とは向き合っていなかった。女房から離婚を切り出されたのは、子供たちがまだ小学生の頃でした」

 寝耳に水の離婚話に、はじめは抵抗したという。

「世間体もありましたからね、“せめて子供が成人するまでは”と話してみたんですが、女房の覚悟は固かったようです。最後の悪あがきで、“子供はこっちで面倒見るから”とも言いました。“子供と離ればなれにはなれない”と女房が考え直してくれるかもと思ってのことだったんですが、“それでも構わない”って。それだけ僕と離れたかったってことなんでしょうが、かなり堪えました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン