大きな看板が設置されるなどホームを使ったプロモーションが行われていた(抗議活動を行ったNPO法人のSNSより)
サントリー広報部の回答は
装飾を撤去したというのは事実なのか。サントリー広報部に問い合わせたところ、以下のような回答だった。
「(装飾を取り外したのは)事実です。駅看板特別装飾の期間を短縮し、駅構内に掲出する予定だった広告を縮小しました。具体的な掲出場所、その他の対応に関しては回答を差し控えさせていただきます。また、ご指摘を受けて、『京急蒲タコハイ駅酒場』の6月の実施に関しては関係者間で検討を続けております」(広報部の担当者、以下同)
今回の抗議をどのように受け止めているのか。
「当社は、業界自主基準等に則り、20歳未満飲酒・飲酒運転・妊娠中授乳期の方の飲酒、多量飲酒等の不適切な飲酒防止に努め、お酒を控えている方、お酒が飲めない方への配慮をした上で、酒類販促活動を実施しており、今回もその考えに基づいて実施しています。
一方で、今回の活動の一部においてふさわしくないといったお声をいただいたことも確かであり、真摯に受け止め対応していきます」
日本ではアルコール健康障害対策基本法が制定されており、酒類の表示・広告や販売方法に関して、酒類の製造販売に関わる事業者には自主規制が求められている。サントリーに限らず、各社が独自の「自主基準」を設け、広告会社などとマーケティング活動を行っているのが現状だ。今回のような指摘を受けるなかで、これからの「基準」のあり方も変わっていくのだろう。
なお、5月27日17時ごろ、サントリー広報部から連絡があり、「6月の実施に関しては関係者間で検討を続けております」としていたホーム上での飲食イベント「京急蒲タコハイ駅酒場」については「予定通り、6月8日(土)、9日(日)に実施いたします」とのことだった。
*5月27日17時ごろ、サントリー広報部より回答があったので追記しました。