イベントが行われた際の駅ホームの様子(抗議活動を行ったNPO法人のSNSより)
イベントに集まった抗議の声
それに対して、アルコールや依存症薬物をはじめとする依存関連問題の予防に取り組むNPO法人「ASK」が抗議の声を上げた。同NPO法人は、主婦連合会との連名で“中止を求める申し入れ書”を送付したとして、5月17日にホームページに全文を掲載した。サントリーと京急電鉄の両社に対して、〈公共の場である駅を酒類マーケティングのターゲットとする問題〉などを以下のように訴えている。
〈駅は不特定多数が利用する極めて公共性が強い場です。乗客には、20歳未満、ドクターストップで禁酒・断酒中の人や飲めない体質の人もいます。また、早朝からの通勤・通学や勤務の移動時に酒類広告はなじみません。
駅の呼称を期間限定で「京急蒲タコハイ駅」とし駅空間をその仕様に変更するなど、公共性を完全に無視した愚行です。絶対にやるべきではありません〉(ホームページに記載された申し入れ書より)
また、「ASK」の事業部「アスク・ヒューマン・ケア(AHC)」の公式X(旧Twitter)は5月19日、〈抗議の効果があり、西口の看板と何枚かのポスター以外は、タコハイ仕様の装飾を極力取り外したとのことですが……〉と報告していた。