精神科医の田村修容疑者(ライブでの様子。本人のFacebookより)
被害者とは、次に会ったらSMプレイをするという趣旨の話をしていたそうです。実際、修被告は瑠奈被告に頼まれ、リビングで一緒にSMプレイの練習をしており、浩子被告はプレイに使うスカーフを買いに行かされています」(全国紙社会部記者)
瑠奈被告が被害者との再会を楽しみにする一方、両親には懸念材料もあった。それは、5月の段階で2人が避妊をめぐってトラブルになっていたからだ。
その後の惨劇は、これまで報道されてきたとおり。瑠奈被告に「見て」と言われ、自宅の浴室で被害者の頭部を発見したときには、浩子被告は「この世の地獄がここにある」と思った、と冒頭陳述で明かしている。
「浩子被告はかなり早い段階から、警察の尾行にも気づいており、娘に捜査の手が迫っていること、娘と一緒に暮らせなくなる日がすぐそこまで近づいていることは理解していたようです。警察が来たときは運命を受け入れ、その日までのわずかな時間をこれまでどおり家族としてすごそうと考えていました。
ただ、浩子被告は自分たちが逮捕されるとは夢にも思っておらず、瑠奈被告が持ち帰った遺体の一部の存在を認識しながら生活を続けたことについても無罪を主張しています」(前出・全国紙社会部記者)
検察に「瑠奈被告を叱ったり、非をとがめたりせず溺愛し、要望に最優先で応えてきた」と指摘された浩子被告。瑠奈ファーストを貫いた行動に、裁判ではどのような判決が下されるのか。