元妻の被告は「性行為に及ぶとは思っていなかった」と否認
Bさんは「宇宙人に連れて行かれる。助かるためには男女の関係になるしかない」と博仁被告に告げられ、その後、一軒家を出てからスマホで「宇宙人 食べられる さらわれる」などと検索。友人に「怖くて寝れない」とメッセージを送っていたが「ハーレムおじさんかも」と返信をもらったのちに、母親に相談。警察にも被害を申告したという。
博仁容疑者は2006年にも脅迫容疑で逮捕されている。21歳の女性を前述の一軒家に連れ込んで、「ここを出ていけば肉を削られてミンチにされる」や「ここで見たことを誰かに話したら、病気になったり、事故で殺されたりする」などと共同生活に加わるよう脅し、のちに有罪判決を受けた。
「ふたりに、恐ろしい話を聞かせて、言う通りにさせるつもりはなかった」と否認している博仁被告。元妻・千秋被告も「博仁が性行為に及ぶとは思っていませんでした。性行為を助けるつもりも、まるでありませんでした」と否認している。被告人質問ではどのように語るのか。
◆取材・文/高橋ユキ(フリーライター)