エアコンの買い換え費用や電気代の負担が不安という高齢者は少なくない(イメージ)

エアコンの買い換え費用や電気代の負担が不安という高齢者は少なくない(イメージ)

 これが、超高齢化社会に突入した日本の足元で起きている現実だ。そしてこれらのトラブルの原因は結局、若年層VS高齢者という形で語られ「分断」の象徴として認識されていく。しかし、日々上昇する物価に囲まれて、電気代を払うのも不安にかられている高齢者がいる、という事実から目を背けずに考えれば、この問題は分断でもなんでもなく、福祉的な問題を孕んだトラブル、という考え方もできよう。

 今後、こういったトラブルは私たちの身の回りで頻発するはずだが、きっかけが高齢者だからといって、単純に世代間の違いが争いのもとだという思い込みは控えたい。誰しもが、必ず高齢者になるからであり、その時、自身の経済状況がどうなっているかは、誰にもわからないのだ。何か良い方策はないものか、誰もがそう考えているはずなのだが、分断を示す事象ばかりが相次ぎ、その解決策は、現実世界では一向に見えてこない。

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