スポーツ

【プロ生活38年】三浦知良57歳、増え続ける“身体のケアに費やす時間” 「ここ4年ほどピラティスをやっています」

猛暑の中、20代の選手たちとともにチーム練習で汗を流す。練習前に71キロだった体重は69キロに。「57歳でこんなことやってたら、死んじゃわないかな」とポツリ

猛暑の中、20代の選手たちとともにチーム練習で汗を流す。練習前に71キロだった体重は69キロに。「57歳でこんなことやってたら、死んじゃわないかな」とポツリ

「キング」──尊敬と親しみを込めてこう呼ばれる三浦知良(57)は、サッカーとともに人生を切り開いてきた。尽きぬ情熱、希望はどこから生まれるのか。現役生活38年、7月から鈴鹿に復帰した“キング”は肉体と向き合い、走り続ける──。【カズ密着・前後編の前編】

休むと体調が悪くなる

 18歳でブラジルのサントスFCとプロ契約してから実に38年──。57歳になった三浦知良は、なおもピッチに立つことをやめない。

 この1年半はポルトガル2部の「オリベイレンセ」でプレー、今年7月からはJFL「アトレチコ鈴鹿」と契約し、7月14日、対「ヴェルスパ大分」戦で約2年ぶりに日本のピッチに戻ってきた。

 この日、1分走っただけで全身が汗まみれになるという雨上がりの蒸し暑いピッチに、後半17分から出場した。

 積極的にゴールに向かうも無得点に終わったカズは、試合後、「ボールを足元に受けることもなかったし、センタリングに何度か合わせるプレーしかなかったので、ほとんど何もしないまま終わってしまった」と悔しさを滲ませた。ゴールを狙う意欲は、還暦に届かんとする今なおまったく錆びついていない。

 翌日のオフ。つい2週間前から鈴鹿市内のマンションで一人暮らしを始めたカズは、朝7時、近くの吉野家で朝食をとる。

「7時前には行列ができていたんだけど、別に声をかけてくる人はいなかったよ。帽子をかぶってサングラスかけていたし、朝の忙しい時間帯に皆かまってられないでしょ。食べたのは朝定食。焼き魚にサラダ、小鉢とかもつけて800円ぐらい。バランスよく食事しています」

 8時20分にはジムに行き、1時間ほどかけて自転車漕ぎと筋トレをこなす。カズ曰く、「もっと休んだほうがいいと言われるけど、休むと体調が悪くなる」のだという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン