フワちゃんがこだわった「フリー」という肩書き
当時のフワちゃんは、A社と業務提携していることを公表しないように周囲に釘を差していたという。
「バラエティタレントのマネジメントに定評があるA社と営業の業務提携したことで、フワちゃんのテレビ露出が増えました。しかし当の本人は、『業務提携してるのは公表しないで。フリーの肩書が私のキャラ的に良いんだから』といったようなことを周囲に言い含めていました」
フワちゃんはどんな大物芸能人が相手でも物怖じせずタメ口で話し、ツーショットを撮影する。今でこそ“そういうキャラ”として認知されているが、テレビに出始めた頃はこうした行動が原因でA社と業務提携を解消する結果になったのだという。
「ブレーク当初はまだフワちゃんのキャラが認知されていなかったので、楽屋などで芸能人との写真を撮りまくり勝手にSNSにアップすることについて、A社側にクレームが何度かあったそうです。A社の主な業務はテレビや雑誌などに露出を増やすための営業活動で、スケジュールの管理はフワちゃんサイドが取り仕切っていました。両者のあいだでの役割分担がうまくいかず、テレビ番組の裏かぶりやダブルブッキングなどが重なり、業界で問題児扱いされていたのです。結局A社は手に負えずフワちゃんとの業務提携を解消しました」