SNSの投稿が大炎上しているフワちゃん(時事通信フォト)
4~5個当てはまった人は、重度のネット中毒です。生活も考え方もネット中心になっていることを自覚しましょう。ネット断捨離を行なうなど、今すぐ手を打ちたいところ。そうしないと、こういったそもそもあてにならない診断結果に対してネット上でブチブチと反論するなど、残念な行動を続けて人生を終えることになりかねません。
2~3個当てはまった人は、自覚症状はないかもしれませんが、十分にリスクを抱えています。なるべくネットから離れて、生身の人間と接する時間を増やしましょう。生活習慣病の予防と同じで、食事や睡眠を充実させることもたぶん大切です。
当てはまったのが0~1個の人は、自分をそれなりに抑えながらネットと付き合えていると言えるでしょう。しかし、くれぐれも油断は禁物。実生活で嫌なことがあったり気持ちが弱っていたりすると、ネットはすぐにあなたを陥れようとします。
それぞれの項目は、なぜよくない兆候を示していると言えるのか
それぞれの項目が当てはまると、なぜネット中毒が疑われるのか。簡単にご説明します。
「その1」は、完全に誹謗中傷する側に寄り添った言い種。「いじめられるのが嫌なら学校に来るな」と言っているのと同じです。誹謗中傷する側より見る側を責めているところに、何かきっかけさえあればすぐ弱い者いじめに加担する気配が伺えます。
「その2」のように、自分で善悪を判断することを放棄して、「世間がどう言いそうか」を基準に、というか風向きを見つつ「自分の意見」を決める人は少なくありません。ま、ネットがなかった頃から、そういう人はたくさんいたのかもしれませんけど。
「その3」は、いわば人間の本能を刺激しているわけで、やむを得ない一面もあります。ただ、そういう自分に対する罪悪感や恥ずかしさを忘れてしまうと、バッシングや炎上や誹謗中傷に加担する人になってしまうまで、あと一歩と言えるでしょう。
「その4」も、多くの人がそういう行為の卑劣さや無意味さを忘れています。そもそも面と向かって言えないことは言わなくていいことだし、匿名じゃないと言えないこともしかり。ネットの魔力に振り回されて、余計なことを書きこむ必要はありません。「その5」に当てはまった人は、ネットが作り上げた価値観にどっぷり首までつかっています。
ネットもSNSも本来は便利でありがたいツールであり、もはや縁を切るわけには行きません。なるべくいい関係を続けていく上で、このチェックテストが少しでもお役に立てたら幸せです。何の役にも立たないと感じたとしたら、それはあなたがネットと健全に付き合っている証拠。せめて「ホッとしてもらう」ということでお役に立てたら幸いです。