弁護人「瑠奈さんが頭部を持ち帰ってきたのを修さんが知ったのは、事件後に一緒に車で帰宅して玄関で『首拾った』と瑠奈さんに言われた時でしたね」
修被告「はい」
弁護人「その時点で『首拾った』という言葉が本当だと思ったか、認識はどうでしたか?」
修被告「ずいぶん前のことですし……その時、唐突な話でびっくりしてるのもあり、よく覚えてませんが、半信半疑というか、そんなことないよな、でもな、と」
瑠奈被告と頻繁にコミュニケーションをとっていた修被告だが、瑠奈被告の「犯行計画」は認識していなかったのか——後編記事では、修被告が証言した瑠奈被告と被害男性との出会いと、その日にあったという性交渉やトラブルの内容を詳報する。
(後編につづく)
●取材・文/高橋ユキ(ノンフィクションライター)