芸能

《関係者が明かす「嵐」という社会現象》「オーラはあったが厳しい芸能界を生き抜くには“いい子”すぎる」華々しいデビューの後に待っていた低迷期

東京・代々木第一体育館でCDデビュー記念の握手会を開催。約8万人が集まった('99年11月)

東京・代々木第一体育館でCDデビュー記念の握手会を開催。約8万人が集まった(1999年11月)

 2020年に活動を休止してなお、いまだにその一挙手一投足がファンやメディアに注目される嵐。その名の通り、国民的アイドルグループとして圧倒的な人気の嵐を巻き起こすとともに、彼らには「親戚のお兄ちゃん」のような親しみやすさがあった。いかにして、5人は多くの人から愛される存在になったのか──25周年直前に関係者が明かす「Super Boy」たちの素顔と軌跡から、「嵐」という社会現象を読み解く。【全3回の第1回】

 あどけない少年たちが、ラップを盛り込んだ衝撃のデビュー曲『A・RA・SHI』をリリースしたのは1999年11月3日。デビュー25周年を迎える今年、活動休止中の彼らにはファンから祝福の声が殺到している。

 その期待に応えるかのように、嵐は25周年を記念して過去のライブ映像を映画館で上映するなど6つの企画を発表した。大野智(43才)、櫻井翔(42才)、相葉雅紀(41才)、二宮和也(41才)、松本潤(41才)。40代を迎えても、メンバー全員が嵐に向ける思いは変わらない。2023年10月、個人事務所を設立することを発表した二宮はファンクラブサイトでこう明かした。

「嵐がなくなるんじゃないかとか不安に思われるかたもいらっしゃるかとは思いますけど、ぼくは明日からも嵐です。これはこの先ずっとぼくは嵐がある以上、嵐なのでそれは安心していただきたい。また嵐が再開をする、活動をするというときはもちろんメンバーとして活動を一緒にやっていく」

 いまも抜群の存在感を誇り、活動再開を望む声が絶えない国民的アイドルグループ。彼らはどこから来て、どこへ向かうのか──。

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