飲食店で露出を繰り返す浪人生(Xより)
バズらせるテクニックと規制の“限界”
さらに三上氏はこうした行為にも女性ユーザーらの“意図”があるのではと指摘する。
「最近はYouTubeで、散歩や搾乳といった違うテーマを建前にして、性的な要素を含むコンテンツを投稿するユーザーが問題視されています。こうした流れもあって、Xでもコンテンツがバズりやすいという考えをする方が増えているのではないでしょうか。
またXは他のSNSに比べてバズりやすい傾向もあります。意図的に有名なお店だとか、人目につきやすい場所でそういった写真を撮るということがバズりに繋がるということをわかったうえで行う安易な炎上商法と捉えていいでしょうね」
また、集客のために過激な投稿をする女性が増加傾向にあるのは、Xならではの事情もあるようだ。
「明らかに性的なものであれば削除やBANの対象となりますが、実際はギリギリのところをついている人が多いため、何事もなくアカウントが残っている可能性が高い。残念ながらXはお店や公共の場でそういった行為をしていること自体に対する規制はありません。
あくまで投稿された写真や動画が、どこまで性的な度合いがあるかというところにしか判断材料がないんです。どこでそのコンテンツが撮られたかまで運営は突っ込めないのが現状になっています」
規制の抜け穴を利用したとも言える、新たなビジネス──。だからといって、他人や企業に迷惑をかけていい道理はない。