背中にも入れ墨がびっしり(SNSより)
「気さくな人柄」という証言も
事件の現場となったのは京王線高井戸駅から徒歩15分ほどに位置するコンビニエンスストアだ。容疑者はこの店から500メートルほど離れた閑静な住宅街に住んでいた。顔面にヘビや龍のタトゥーを入れたその風貌から、このエリアでは目立つ存在だったようだ。近隣住民が語る。
「ここら辺ではちょっとした有名人ですよ。私は10年以上この近くに住んでいますけど、それと同じくらいは長く住んでいるんじゃないかな。会えば挨拶もしてくれるし、割と気さくな方ではあります。ただやっぱり見た目が見た目なので、積極的に関わろうとする人はなかなかいませんよ。頭髪がある部分とかにも入れ墨が入っていて、右耳の上あたりに“能面”のようなイカつい模様があるのも印象に残っています」
見た目とは違い、近隣住民からは「割と優しい」「穏やかな人」との声が聞かれた同容疑者。目立った“ご近所トラブル”もなかったようだが、その一方で“あやしい一面”を覗かせることもあったという。
「彼は昼間もよく姿を見るし、仕事をしているような雰囲気もなくて不気味ではありました。たまに外でタバコを吸っていると、『(タバコ)ちょうだい』とねだってきたり、周囲には『生活保護を受けている』という話を聞いた方もいたりして、お金には困っていたのかもしれません……。
あと会話はできるんですが、いつ会っても尋常じゃないくらいに呂律が回らない。挨拶にしても『おあようございあす(おはようございます)』みたいな」(前出・近隣住人)
さらに別の近隣住民は男のある騒動を目撃していた。
「たまにですが、彼のところに警察が来ていることもありました。おそらく刑事さんではなくて、普通のお巡りさんです。2〜3ヶ月前も昼間に警察が5人くらいが彼の部屋の前に集まっていて……。その時はなにか犯罪に関わっているのではと思っていたんですけど、まさか本当に捕まってしまうとは」
閑静な住宅街で起きた強盗致傷事件。捜査は現在も続けられている。