スポーツ

【ドル箱コンテンツが一変】羽生結弦不在で窮地!宇野昌磨が奔走する「全日本フィギュア」の苦境

『全日本フィギュアスケート選手権』のスペシャルアンバサダーを務めている宇野昌磨(写真/AFLO)

『全日本フィギュアスケート選手権』のスペシャルアンバサダーを務めている宇野昌磨(写真/AFLO)

 12月16日、2024年5月に現役を引退し、プロに転向したフィギュアスケーターの宇野昌磨(27才)が『ネプリーグSP』(フジテレビ系)に出演した。話題を集めているのは、宇野との交際を公言しているフィギュアスケート女子の2016年世界ジュニア女王・本田真凜(23才)と初共演を果たしたことだ。

 出演したネプチューン・堀内健(55才)に「2人でテレビ出るの初めて?」と質問されると、顔を見合わせアイコンタクト。本田さんが「だね」とうなずくなど、ラブラブな一面を見せた。

 一方、とあるフィギュアスケート関係者が指摘するのは、宇野のお疲れ顔だ。

「宇野さんは12月に入り、本田さんと共演したバラエティ番組以外にも、『ぽかぽか』(13日)、『すぽると!』(15日)、『ホンマでっか!?TV』(18日)と多くのテレビに出演しています。慣れない環境での仕事が続き、疲弊しているのでしょう。彼が出演しているのは、すべてフジテレビの番組。精力的にフジテレビの番組に出演するのは、番宣のためなのです」

 宇野は、12月19日に開幕が近づいている、『全日本フィギュアスケート選手権(フジテレビ系・以下、全日本フィギュア)』のスペシャルアンバサダーを務めているのだ。前出のフィギュアスケート関係者が話す。

「フジテレビがここまで全日本フィギュアの宣伝に積極的なのは、現役選手にパッと目をひくスター選手が不在だからではないかと……。実力的には粒ぞろいですが、お茶の間にまで浸透している選手が少ないのです。

 かつては放送すれば2ケタの視聴率は固く、“ドル箱コンテンツ”ともいわれた全日本フィギュアですが、ここ2年ほどで視聴率はがた落ち。昨年は6~7%を推移する結果となりました。原因のひとつが、羽生結弦さん(30才)や浅田真央さん(34才)など、誰もが知るスケーターの不在だといわれています」

 2012~2023年の全日本フィギュア男子シングルでは、羽生と宇野がそれぞれ6回ずつ優勝を飾っており、実に12年もの間、この2人だけで優勝を奪い合ってきた。

「宇野さんは男子シングルを率いてきた2強の1人です。彼が宣伝をしてくれることは本当に頼もしいのですが、関係者のなかには、羽生さんにも協力してほしいという思いを持っている人が、少なくないと思います。羽生さんは、現役時代、試合にいるといないとではチケットの倍率も視聴率も格段に違う、といわれたほど『数字を持っている』方ですから」(スポーツ紙記者)

 しかし、当の羽生は、競技会への未練は少しもないようだ。

「羽生さんは、ルールに縛られず、思いのすべてを自由に表現できるいまの環境に、充実感を覚えているようです。日々自己研鑽を積む羽生さんが、競技のアンバサダーとして活動するということは、いまの時点ではなかなか難しいかと思います」(前出・スポーツ紙記者)

 現役引退後の進路は人それぞれだが、羽生が競技会にもたらしていた熱狂が恋しい。

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
イセ食品グループ創業者で元会長の伊勢彦信氏
《小室圭さんに私の裁判弁護を依頼します》眞子さんの“後見人”イセ食品元会長が告白、夫妻のアパートで食事した際に気になった「夫としての資質」
週刊ポスト
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
《ルフィ事件》「腕を切り落とせ」恐怖の制裁証言も…「藤田は今村のビジネスを全部奪おうとしていた」「小島は組織のナンバー2だった」指示役らの裁判での“攻防戦”
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ツアーに本格復帰しているものの…(左から小林夢果、川崎春花、阿部未悠/時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫》川崎春花、小林夢果、阿部未悠のプロ3人にゴルフの成績で “明暗” 「禊を済ませた川崎が苦戦しているのに…」の声も
週刊ポスト
三原じゅん子氏に浮上した暴力団関係者との交遊疑惑(写真/共同通信社)
《党内からも退陣要求噴出》窮地の石破首相が恐れる閣僚スキャンダル 三原じゅん子・こども政策担当相に暴力団関係者との“交遊疑惑”発覚
週刊ポスト
山本アナは2016年にTBSに入局。現在は『報道特集』のメインキャスターを務める(TBSホームページより)
【「報道特集」での発言を直撃取材】TBS山本恵里伽アナが見せた“異変” 記者の間では「神対応の人」と話題
NEWSポストセブン