芸能

《訃報》紅白12回出場歌手のアイ・ジョージさんが逝去 91歳 関係者が悼む「昨年も元気にマッコリを飲んで…」ラテン歌謡ブームを牽引

逝去したアイ・ジョージさん(共同通信)

逝去したアイ・ジョージさん(共同通信)

 1960〜1971年まで『NHK紅白歌合戦』に12回連続出場した歌手で俳優のアイ・ジョージさん(本名・石松譲冶)が亡くなったことが1月20日、NEWSポストセブンの取材でわかった。91歳だった。

「東京都内の自宅で倒れているところを親族が発見し、そのまま死亡が確認された。病死で、事件性はないようです」(関係者)

 日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持つジョージさんは、流しの歌手を経て「黒田春雄」名義でデビュー。その後1959年に「アイ・ジョージ」名義で再デビューすると、1963年には米ニューヨークのカーネギー・ホールで日本人のポピュラー歌手として初めて公演したとされている。

「1959年にメキシコから来日した『トリオ・ロス・パンチョス』が作った“ラテン歌謡ブーム”に乗ってブレイク。1960年には楽曲『ラ・マラゲーニャ』で第11回NHK紅白歌合戦に初出場しました。

 1961年にリリースした代表曲『硝子のジョニー』は、翌年に宍戸錠(享年86)さん主演で映画化され、ジョージさん本人も出演しています。その後も『赤いグラス』などのヒット曲を生み、1971年まで12回連続で紅白歌合戦に出場しました。

 俳優としても活躍し、本人の自伝的映画『アイ・ジョージ物語 太陽の子』(1962年)のほか、長嶋茂雄さんが主演した『ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗』(1964年)、高倉健さん主演の『顔役』(1965年)などにも出演しています」(スポーツ紙記者)

 昭和の流行歌として誰もが親しむ曲を複数作ったジョージさん。晩年も、音楽の仕事に意欲的だったという。直近までともに仕事をしていたという芸能関係者の話。

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン