スポーツ

《水原一平の裁判資料で発覚》大谷翔平が激怒した「ギャンブルコラ画像」の販売「名声と善意を傷つけられた」検察は被告を「強欲」と糾弾

ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者

ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平被告

 犯行に手を染めた要因は、「ギャンブル依存症」ではなく「欲深さ」——。ドジャース・大谷翔平(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)に対し、禁錮4年9か月の求刑をした米連邦検察は、裁判所に提出した文書でそう指摘した。一方の水原被告は裁判所に提出した申立書で、「当時は恐ろしいほどの(ギャンブル)中毒に陥り、ギャンブルをやっている時だけが人生に希望を見出せた」などと情状酌量を求めており、双方の主張は対立している。

 検察側が提出した文書によると、大谷の通訳としてエンゼルスに入団した当初の水原被告の年俸は8万5000ドル(約1300万円)。2023年には25万ドル(約3900万円)にアップし、ドジャースに入団した2024年には50万ドル(約7700万円)へと倍増した。さらに大谷選手からの追加の給与に加え、高級車「ポルシェ・カイエン」も贈呈されていたと指摘している。

 検察側の大まかな主張は次のとおり。水原被告が大谷のお金に手をつけたのは「ギャンブル依存症」という“病気”が原因なのではなく、大金を手に入れたいという「本人の強欲さ」ゆえだ、という解釈である。

《相当な高収入を得ていたにもかかわらず、(違法賭博の胴元である)ボウヤー氏への借金(返済)に対応ができなかった。仮に被告がギャンブル依存症に陥っていたとしても、被告の犯行はそれだけでは全く説明がつかない。なぜなら、被告はギャンブルとは全く関係のない個人的な支出のために、(大谷選手から)盗んだ資金を使っていたためだ》(検察側が提出した資料より)

「個人的な支出」として検察が挙げたのは2点。ひとつは、大谷選手のデビットカードを使い、32万5000ドル分(約5000万円)の野球カードを購入したこと。もうひとつは、歯の治療費を支払うためとして、大谷選手から送られた6万ドル(約930万円)の小切手を現金化して自身の口座に入金し、大谷選手のカードから新たに治療費を捻出していたことだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン