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《中高年の利用者増加》マッチングアプリ事件簿「出社したら“部長をアプリで見かけました”とのメモ」「“いいね”をつけてくれた女性の正体は…」出会いを求めた末の悲劇

マッチングアプリを使って思わぬ事態に発展するケースも(イメージ)

マッチングアプリを使って思わぬ事態に発展するケースも(イメージ)

 マッチングアプリが流行するなか、中高年でも利用者が急増していることを前号(週刊ポスト2025年3月14日号)で報じた。そうしたなかで、利用者たちの思い通りにいかないケースも少なくないようだ。実際にあった事案をレポートする。

 婚活市場をリサーチする「婚活実態調査」(2024年、リクルート)では、マッチングアプリを通じて知り合い、結婚した男女の割合が過去最高に上った。ミドルやシニア世代にも利用が広がっているが、そこには当然リスクもある。ライターの倉田達也氏が言う。

「自宅でもスマホを通じて自分に合った相手を探せる手軽さがメリットで、うまく活用すれば出会いの機会を広げられる便利なツールですが、地続きの人間関係ではないため、思わぬ事態に発展するケースもあるのです」

 会社員女性のAさん(48)はアプリで知り合った55歳の男性と1か月ほどメッセージのやりとりをした後、1度だけ会うことに。「ほどほどに盛り上がった」というが、その後、異変が起きた。

「会うためにLINEの連絡先を交換したのですが、その日から私が既読にする前から、どんどんメッセージが送られるようになったんです。怖くなってLINEはブロックしたら、今度は私のインスタグラムを特定して『どこが嫌だったか教えてほしい』とDM(ダイレクトメッセージ)してきた。それも無視しましたが、繰り返しメッセージが送られてきました」

 1週間ほど止まず、恐怖を感じたAさんは男性にこう返信した。

「新たに彼氏もできたし、これ以上メールしてくるなら警察に通報します」

 それ以降、男性からの連絡は止んだという。

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