芸能

《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」

「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿

「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿

 ギャンブルに借金、度重なる遅刻と仮病で所属事務所「ワハハ本舗」をクビになり、そのクズっぷりに密着した『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で話題となったお笑いコンビ「ガッポリ建設」の小堀敏夫(57)。

 同番組で衝撃だったのが、婚活中だった小堀が突如、「ラーメン店を起業する」と言い出して愛知県のケーブルテレビ局に勤務する相方・室田稔さん(54)のもとを訪ねるシーンだった。小堀は土下座して100万円の資金援助を懇願するも、後日、舌も乾かぬうちに「出家する」と言い出したことで、室田さんから「ふざけんな!」と、ぶん殴られる姿がお茶の間に流れた。

 稀代のクズ芸人とコンビを組んで28年──。自由奔放な相方に振り回されながらも、決してコンビを解散しない。なぜ、小堀を許し続けるのだろうか。NEWSポストセブンの取材に室田さんが明かしたのは、若き日のクズ芸人との意外な日々だった。【前後編の前編】

──SNSなどで小堀さんが話題です。世間はなぜ、クズ芸人・小堀敏夫に反応を示すのでしょうか。

「今は景気も悪いし、Xなんかで怒りをぶつけられる、ちょうどいい感じなんじゃないですかね。叩きやすいというか。でも、“自分より下がいた”みたいな感じで救われた人もいたと思いますよ。あんな人でも誰かの役に立てたんだと思いました(笑)」

──1月に放送された『ザ・ノンフィクション』では、ずっと穏やかだった室田さんが、援助を求めに来た小堀さんに声を荒らげるシーンがありました。

「基本的にあの人、図々しいじゃないですか。ラーメン店をやるって言ってたから、お店をやりながら芸人をやっていくのかなと思って。年齢的にも57歳で年もとってきたから応援しようとその生き方は認めていたけど、1カ月も経たないうちに『ラーメン屋を辞めた』と聞いて……」

──怒涛の展開でした。

「辞めたってどういうこと? って聞いたら『寝坊してクビだ』っていう話じゃないですか。クズですけど、そこまでなら自分も許せたんです。今度は『出家するからお寺を紹介してくれ』っていうから、覚悟を決めたんだったらまずはオメェで探せって思うわけですよ。ラーメン店の件と重なって、『おまえ、いい加減にしろよ!』って一発入れちゃいました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
1999年、夏の甲子園に出場した芸人・とにかく明るい安村(公式HPより)
【私と甲子園】1999年夏出場のとにかく明るい安村 雪が降りしきる母校のグラウンドで練習に明け暮れた日々「甲子園を目指すためだけに高校に通った」 
女性セブン
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
ジャーナリストの西谷格氏が新疆ウイグル自治区の様子をレポート(本人撮影)
《新疆ウイグル自治区潜入ルポ》現地の人が徹底的に避ける「強制収容所」の話題 ある女性は「夫は5年前に『学習するところ』に連れて行かれ亡くなりました」
週刊ポスト
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン