GENKING.が、マルチクリエーターでタレントとして一心不乱に駆け抜けた日々を語った
──“人の幸せに繋がるお仕事をしたい”という思いを持つようになったのには、これまでの芸能活動で経験したことが背景にあるのでしょうか。
「幼少期のいじめや、テレビに出てから散々ヒドいことも言われてきたけど、なんか最近は少し生きやすくなったのかな。というのも、フォロワーさんもそうだし、私の周りにいる人たちが愛で溢れた優しい人が多いんです! 今は感謝だけして生きてますね。
それに、40歳になって変わったのは、『人に期待をしなくなった』ってこと。だって強く期待しすぎると、叶わなかったときに落ち込むし、裏切られたときに嫌な気持ちになるし。期待をしなければ落ち込むことが減る気がします。なんか歳を重ねて、より考え方がスマートになったっていうか……ぼちぼちやってるっていうか。うん、“ぼちぼち”って言葉が合ってるかも」
──40代のテーマは、「ぼちぼち」ですか?
「うん。“ぼちぼち”っていいなって思う。例えば、自分が日本酒をプロデュースしたときに“ぼちぼち”と“アゲ”ってお酒を作って、『今日はぼちぼちな日だったから“ぼちぼち”飲むか』みたいな、そういう毎日なら楽しくないですか? そんな空想ばっかしてます(笑)! 『ぼちぼちってことは、あとはアガるだけじゃん』みたいな。そういう風に、みんながハッピーになってくれたらいいかな」
ブレイクから半年で自らを「人に勝てる部分がない」と悟り、新たな世界でチャレンジを続けていたGENKING.さん。続編では「『女性っぽい』と言われるのが嫌い」と語る彼女の心の奥底にある赤裸々な思いを明かしている。
(第3回につづく)
撮影/岩松喜平
【写真で比べる】“衝撃のビフォアフ”超ギャル男時代と爆美女時代のGENKING.
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