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《25年間アトピーと向き合い続けた“すっぴん”素顔を公開した理由》ロリィタモデル・夕霧わかな「同級生の皮膚が妬ましかった…」思春期を経て気づいた“コンプレックスへの向き合い方”

世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ

世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ

 生まれて間もない頃から重度のアトピーに悩み、「好きな服が着られなかった」と語る身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかなさん(25)。かつてアトピーに対するコンプレックスから“美醜に取り憑かれていた”と話す夕霧さんだが、遡ること3カ月前、Instagramに投稿した動画は「アトピー性皮膚炎の赤みが残る“すっぴん”顔」。なぜこのような動画を投稿しようと思ったのか。その真意を聞いた。【全3回中の第3回。第1回から読む】

 * * *
──幼少期からアトピーに悩んでいたとのことですが、思春期の頃、学校生活で大変なことはありましたか。

「修学旅行とか、お泊まりがあるイベントに参加するときは結構大変でしたね。寝てる間に掻きむしっちゃって、うるさくしちゃったり、部屋を汚しちゃったり。その度に『申し訳ない』という気持ちになって辛かったです。それと……いま振り返ると、やっぱり『普通の人と同じようになれない』という思いが強い時期だったなあと思います」

──『普通の人と同じようになれない』というのは、どういったことでしょう。

「思春期特有のコンプレックスが強くて。中学生になると周りがオシャレを始めるし、見た目が気になる時期じゃないですか。でも私はオシャレをしようと思っても、肌に残るアトピーの跡や、手にできたアトピー患者特有の白斑というシミがコンプレックスに感じられて、オシャレをする気分になれない。一方、同級生の子たちは綺麗な皮膚で、それが単純に妬ましかったです。あの頃は“美醜に取り憑かれていた”んだと思います。

 友達が羨ましかったのは、小学生の頃からずっとだったんですけど、結局どんなにダイエットとかメイクを頑張っても、『結局あの人たちにはなれないんだよな』って諦めてしまっていた。私にとって“美しくなる”ということは、アトピーによってあらかじめ奪われていた幸せというか、絶対に手が届かないものと思っていたんです」

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